ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

家庭で自分の子供に英語を教える方法②:色の練習+『何かOO色のもの』

毎日少しずつ、親子でできる簡単英会話レッスン:

本日のターゲット:

①『something + 色』=何かOO色の物

②『I have a 色 + 物.』=OO色の△△を持っています。

 

 先週は色カードを10枚使って、英語で色の練習をした後に、神経衰弱ゲームをすると言う、アクティビティをご紹介しました。(参照→家庭で自分の子供に英語を教える方法①:色の練習)

 そこで、今週は英語で『something + 色』=『何かOO色の物』と言う表現と、『I have a OO色 + 物.』と言う表現を練習しています。

例えば:

  something blue=何か青いもの

  something red=何か赤いもの

  I have a blue pen.=青いペンを一本持っています。

  I have a brown apple.=茶色いりんごを持っています。

    など。

 ちなみに、先ほど、『英語の練習』と言ったのですが、厳密に言うと、我が家では、英語と中国語を週2回、スペイン語を週1回のペースで練習しています。

月曜日=英語

火曜日=スペイン語

水曜日=中国語

木曜日=英語

金曜日=中国語

です。英語は中学・高校で必須科目ですし、将来大人になって、話せると色々と便利なので教えています。中国語は、私の妻、つまり子供達の母親が中国人で、家内側の家族とコミュニケーションを取る時に必要です。スペイン語を教えている理由は、スペイン語と英語の単語の70%以上が語源が同じなので、『ついでに』的な感じです。で、1週間のメニューは基本的には同じ内容を、言語を変えて練習しています。ただ、これは基本なので、忙しい週や、祝日がある週などはレッスンをおやすみしてます。

 

教材のダウンロードはご自由にどうぞ:

 私が自分で描いたカード類もこのページからダウンロードできる様にしておきますので、ぜひご自由にダウンロードして使っていただければと思います。市販の名刺作成用紙にカラー印刷してください。

 ちなみに名刺作成用紙のおすすめは、下のものがおすすめです。安価で薄いものを使って印刷してしまうと、絵が裏面にも浮き出てしまうことがあります。そうすると、カードを裏返して行うケームなどは、表に何の絵が描いてあるのかゲームをする前からわかってしまい、ゲームができなくなってしまいます。

 

 さて、本題に戻りましょう。

 

今週は色鬼ゲームで

『白い物』とか『赤いペン』を!:

 先週は色々な色が英語で言える様に、神経衰弱ゲームをしました。なので、今週は同じカードを使って、センテンスを作る練習をしています。ゲームは色鬼(いろおに)を少し英会話練習用にアレンジしたゲームです。それではもう少し具体的に説明させていただきますね。

 

準備:カードを作成する。

 先週と同じカードを使っています。読者の皆様も、もしよろしければご自由にダウンロードください↓ 中にはちょっとインパクトのあるものもありますが、まあ大目にみてください。

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ステップ1:リピート練習で『I have a 色 card.』と言う表現を練習

 下の図の様に、子供達にカードが見える様に座ります。

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 色カードを見せながら、もし持っているカードが青カードであれば、私が英語で『I have a blue card.(青いカードを1枚持っています)』発音します。そして、子供達もそれをリピートします。これを何度か行います。

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ステップ2:色鬼ゲームをするためのルールを説明

 そしたら、英語の練習アクティビティに移ります。ゲームをする前に、ゲームのルールをまず説明しましょう。ゲームの流れは、パパやママが色カードを見て、そこに書いてある色を言います。そしたら、親も含めて各参加者は、その色があるアイテムを家の中を歩き回って探して持って来ると言うゲームです。

 

ルール①:一番軽いアイテムを持ってきた人がそのカードをゲット。

 理由:スピードを競うゲームだと、子供達は家の中で走ってしまうことになります。屋内で走るのは非常に危険です。なので、スピードではなく、『その色のもので、軽いアイテムを探す』と強調することにより、屋内で子供が走り回るのを予防します。また、極端に大きいアイテムや重いアイテムでも危険なので、『なるべく軽いアイテム』がポイントです。

ルール②:歩いてアイテムを探す。

 理由:ルール①と同じ理由です。子供達が屋内で走って、けがをしてしまうのを防ぐためです。

ルール③:アイテムを探している間はずっと『something + その色』を大きな声でリピートする。

 理由:声に出して『something + その色』とリピートすることにより、スピーキングの練習になりますし、その言葉をリピートしている間ずっと頭の中で『何かOO色のもの、何かOO色のもの...』と考えています。頭の中で考えていることと、言っている英語の表現が一致しているので、頭の中に英語のイメージと言葉が一致する回路を作ることができます。

 

ステップ3:親は色カードを1枚めくり、全員でアイテムを探す

↓こんな感じの流れです↓

私:(1枚目のカードを見て)『Please bring something black! (何か黒い物を持ってきて!)』

私&子供達:(何か黒くて軽いアイテムを探しながら) 『Something black, something black, something black... (何か黒い物、何か黒い物、何か黒い物...)』

(全員が何か黒い物を見つけて持って帰って来る)

私:(長女に向かって)『What do you have?(何を持ってるの?)』

長女:『黒いペン!』

私:『Oh, a black pen! Repeat after me! (ああ、黒いペン!後について言って!)』(と言って、子供達全員に、次のフレーズをリピートさせる。)

私:『I have a black pen. (黒いペンを1本持っています。)』

娘たち:『I have a black pen.』

(単語がわからない場合は、そのアイテムの部分だけ日本語で言っても構いません。それから、必ずしも文法的に正しいかどうかを気にする必要もありません。)

私:(次女に向かって)『What do you have?(何を持ってるの?)』

次女:『黒いリモコン!』

私:『Oh, a black remote! Repeat after me! (ああ、黒いリモコン!後について言って!)』(と言って、子供達全員に、次のフレーズをリピートさせる。)

私:『I have a black remote. (黒いリモコンを1個持っています。)』

娘たち:『I have a black remote.』

私:『じゃあ、お父さんにも "What do you have?" って言って聞いて!』

娘たち:『What do you have?(何を持ってるの?)』

私:『I have a black card case. (黒いカードケースを持ってるよ。)』

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ステップ3:重さを測って、一番軽いアイテムを見つけた人は、カードを1枚ゲット。

 年齢がまだ低い子が、負けて泣いてしまう様であれば、『親 vs 子供達』でこのゲームを行うと言う方法もあります。 

 その場合、我が家は:

『私が見つけてきたアイテムの重さ vs 子供達が見つけてきたアイテムの合計の重さ』

でやっています。

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 または、もし、お子さんが2人いると言うのであれば、親はアイテムを2つ探して来る。お子さんが3人いるのであれば、親はアイテムを3つ探して来る...と言う方法もあります。

 

ステップ4:アイテムをあった場所に戻して、次の色のアイテム探しに移る

 以上です。

 

このアクティビティーのポイント:

ポイント①

 リズミカルに元気よく行うと、単純なリピート練習でも、結構楽しみながらやってくれます。リピート練習の時は、ピコ太郎さんのPPAPの様な振り付けをしながらやってもいいですし、マジシャンがカードを手から出す様な仕草でやっても結構楽しんでくれます。

 

ポイント②

 ゲームは楽しみながらやるけど、リピート練習は楽しんでやってくれないと言う場合、実は親が楽しみながらやっていないと言うことが結構あります。嘘でもいいから、教えているパパやママ本人は本気で『たのし〜!!!』と思いながらやってください。実際に『たのし〜!』と笑いながら叫び、大げさに楽しんでいるふりをしてみてください。すると、単純なリピート練習でも、子供達も楽しみながらやってくれます。

 

ポイント③

 このゲームは、全10色を1ラウンドとして行うと、時間が非常にかかります(おそらく20分以上)。なので、『今日はカード3枚でやろう!明日も3枚で、その次の日は残りの4枚だ。』などと、2〜3日に分けることをお勧めです。

 これは、時間の関係だけではなく、子供達の反応に合わせてルール変更ができると言うメリットもあるんです。それはどう言うことかと言うと、1回戦目のルールは1回戦目のルール。2回戦目のルールは新ルールなどと、ゲームの途中ではなく、ゲームの一区切りごとにルール設定を変更できるんです。

 ゲームの途中で勝敗が決まる前にルール変更を行ってしまうと、子供達も『ずる〜い!』となってしまいます。なので、ゲームを行なっていくうちに、ルールに改善点がある場合、1回のゲームが短い方が、ルール変更を行いやすいと言う利点があるんです。

 

ポイント④

 まあ、毎回そうなんですが、『ちょっと物足りない』くらいで終了にしましょう。我が家の場合は、一連の流れを10分から15分程度行い、その日のレッスンは終了です。楽しくなってくると『もう一回!』とか子供達が言ってくることがあるのですが、やりすぎてしまうと、そのゲームに飽きてしまい、同じゲームがしばらくできなくなってしまいます。なので『もうちょっとしたいな〜』くらいのところで終了にします。それから、『もうちょっとしたいな〜』と言う気持ちを残しておいた方が長く続けられます。

 語学を上達させるコツは、とにかく長続きさせること。そして、長続きさせるコツは、余力を残しておく、頑張り度80%以下にとどめて、次の日に臨むことです。なので、パパやママが自分の子供に教えるのであれば、1レッスン10分から15分がベストかと思います。

 

バリエーション①

 『重さが一番軽いものを持ってきた人が勝ち』と言うルールの代わりに、お菓子の缶を準備しておいて、その『お菓子の缶の中に入る大きさのアイテムを持ってきた人は合格』とする方法もあります。

 

バリエーション②

 『重さが一番軽いものを持ってきた人が勝ち』と言うルールの代わりに、『複数のアイテムを持ってきてよし。で、持ってきたアイテムの合計の重さが、500グラムにもっとも近い人が勝ち』と言うやり方もあります。重さは500グラムでなくても、100グラムでもいいですし、200グラムでも構いません。

 

バリエーション③

 絵本を使って色鬼ゲーム形式でこれを行う:

ステップ1=あらかじめ絵本を数冊準備しておきます。

ステップ2=親は色カードを裏返して探す色をみます。

ステップ3=例えば色カードに書いてある色が『黒』だったら、親は

『Please find something black! (何か黒い物を物を見つけて!)』

と指示を出します。

ステップ4:ゲーム参加者は、テーブルの上にある絵本をどれでもいいから選び、その絵本の表紙でも、絵本の中でもいいので、黒い色のものを探します。

ステップ5:早く指定された色のアイテムを見つけた者の勝ち。

 注意:紙で指を切ったり、本の角が目に当たったりしない様に注意!

 

 ちなみに、カラーの本あればどんな本を使っても大丈夫ですが、我が家でも使っていて、オススメなのは下記の絵本です。赤ちゃんや幼児に身の回りのものの言い方を教えるための絵本です。この本の素晴らしいところは、ものの言い方が日本語だけではなく、英語でも書いてあるので、ここで紹介している英語練習のアクティビティーなどをするときにも最適です。パパやママも知らない英単語が出てきても、その場ですぐに英語での言い方がわかります。

 ただ、注意しなければいけないのは、実はこの本には色のページがあるものもあります(下のリンクで言うと、左の2冊です)。なので、あらかじめ『色のページ以外から、アイテムを探そう!』とした方がゲームが盛り上がるかもしれませんね。

 ↓アマゾンの商品リンクを貼っておきますのでぜひ参考にしてくだい↓

    

 

バリエーション④

 公園や体育館などでできるのであれば、本当に色鬼ゲームと同じ要領で、走り回ってその色のアイテムに一番最初に触った人が勝ちと言うルールでおこなっても面白いでしょう。

 

最後に:

 来週こそは『私は嬉しいです。』や『私は悲しいです。』などの表現の練習を行ってみる予定です。今日も最後までどうもありがとうございました。

子供をバイリンガルに育てる【ハッピーイングリッシュ】

 

単語(英語・スペイン語・中国語):

-赤=red, rojo, 红色(hóng sè)

-青=blue, azul, 蓝色(lán sè)

-黄色=yellow, amarillo, 黄色(huáng sè)

-緑=green, verde, 绿色(lǜ sè)

-黒=black, negro, 黑色(hēi sè)

-白=white, blanco, 白色(bái sè)

-茶色=brown, marrón, 褐色(hè sè)

-紫=purple, morado, 紫色(zǐ sè)

-オレンジ=orange, naranja, 橙色(chéng sè) 

-ピンク=pink, rosado, 粉红色(fěn hóng sè)