ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

今すぐできる!100m走のタイムを縮める最も簡単な方法

 みなさんこんにちは。ミッチです。学生は、あと1週間で新学期が始まりますね。さて、新学期といえば体力測定!そこで今日は体力測定の時に、50メートル走や100メートル走などで、今すぐ簡単にタイムを縮められる方法を一つ紹介したいと思います。

 小中学生のお子さんをお持ちのお父様、お母様、ぜひお子さんに教えてあげてください。陸上部の君、だまされたと思ってやってみてくれ!

 

青春の全てをかけた2年間の陸上部生活:

 その前に、少し私自身の話をさせてください。もう25年以上も前の話なのですが、私は中学生の時、陸上部員だったんです。でも、今となっては私はアラフォーなので、普段100mダッシュのタイムのことなんて気にすることは全くありません。

 じゃあ、なぜ突然そんなことをブログで書くことにしたのかって?はい。実は、昨日たまたま小、中、高校時代に仲良くしていた友達で、中学時代に同じ陸上部員だった友達から、数年ぶりにラインでメッセージが来たんです。そこで陸上部員だった頃の苦い経験も今日思い出したというわけです。

 そこで、今陸上部で頑張っている学生さんに、参考にしていただけたら、または陸上部で頑張っているお子さんをお持ちのパパ・ママに参考にしていただけたらと思って、書いてみることにしました。

 実はその苦い経験というのは、ちょうど私が中学3年生になろうとしている今頃の季節のことでした。私の専門種目は棒高跳び(3〜4メートルぐらいの長さの『ポール』と呼ばれる棒を持って走っていき、その棒を地面にあいた『ボックス』と呼ばれる穴の中にブチ込みます。で、その棒のうねりを利用して高くまでジャンプするという競技。高飛びの一種)だったのですが、全国大会出場をかけた県の大会を目前に、スランプに陥ってしまったんです。

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 実は私は中学校に入学した当初、少し肥満体型でした。また、身長は低いし、走るのもそれほど速い方ではありません。なので、人一倍頑張って練習に明け暮れていました。棒高跳びの選手は、朝6時15分から朝練習があったのですが、私の場合は毎日朝5時45分には学校に到着、練習を始めていました。

 身長は自分ではコントロールできないので仕方がありません。でも練習量は自分でコントロールできます。なので1年生の間、無我夢中で練習に明け暮れました。すると、やがて体脂肪も減って行き、体力もつき、足もそこそこの速さにはなりました。『速い』という訳ではありませんでしたが『まあ、陸上部員って言っても恥ずかしくはないかな〜』というくらいのスピードにまで上げることに成功したんです。

 そしてついに、中学2年の2学期ごろには陸上部員らしくなり、3年生が引退するころには、部長にまで選ばれました。あとは棒高跳びで、4メートルをクリアできれば、全国大会に出場です。で、私の記録は、『もしかしたら4メートルクリアできるかもしれない』というレベルまで来ていたんです。

 しかし、その後、練習の時に何度か跳躍に失敗してしまい、地面に叩きつけられたり、怪我をしてしまいました。そして次第に跳躍をすることに恐怖心が芽生え、臆病になっていってしまったんです。

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 練習の時にコーチに何度も怒鳴られました:『ポール(棒高跳びの棒)がボックス(ジャンプする時に棒高跳びの棒を固定する、地面に開いた穴)に入るときは、走るスピードがマックスになんなきゃ駄目だろう!駆け抜けるんだよ!』って。何度も何度も。

 そう、ジャンプをしてバーを越す直前は、助走のスピードが最高速度に達しないと、空高く舞い上がることができないのですが、私の場合は、失敗して地面に叩きつけられるのが怖くて、無意識のうちにどうしても失速してしまっていたんです。

 結局それを克服できず、大会で思うような成績を出せませんでした。つまり、県の大会止まりとなってしまったんです。

 その後、私は、高校、大学へと進んだのですが、陸上のことや棒高跳びのことを考えることすらイヤで仕方がありました。実力を出し切って、その結果ダメだったのなら、それはしかたがありません。でも、私は、陸上部を引退した後も何年も『全力を出し切れなかった』という煮えきれない気持ちでいっぱいだったんです。気持ちの整理がつかなかったのです。

 

どうしたら自己ベストを出せるのか?

 陸上部を引退して、何年もの間、陸上のことを考えるのも嫌でした。でもその一方で『どうやっていたら、あの時スランプを克服できていたのだろうか?』ということが頭の中から離れることはありませんでした。そしてその答えが見つかったのは私が大学生になって、心理学を学んだ時のことです。実は簡単なことだったんです。

 それは何かと言うと、まさに当時の陸上部のコーチが私に何度も言っていた『駆け抜けろ!』ということ。当時中学生だった私には、それを理解することができませんでした。コーチにそう言われて、私はいつも頭の中で『そんなこと言われなくったってわかってますし、そうやってるつもりですよ!』って思っていたんです。

 

 

自己ベストを出すためには『駆け抜けろ!』

 これはどういうことかというと、例えば100メートルダッシュで考えてみましょう。100メートルダッシュで自己ベストを出すためには、当然ですがゴールを駆け抜けること。ということは、ゴールを駆け抜けるためには、ゴールを100メートル地点に設定してはダメなんです。ゴールを100メートルに設定してしまうと、ゴール直前で『やった〜!ゴールだ〜!』っと気が緩み、失速してしまうんです。

 ではどうしたら良いかというと、たとえ本当のゴールが100メートルのところにあっても、あなたは110メートルをダッシュで駆け抜けるんです。想像力を使って、実際のゴール地点より10メートル先にゴールを設定するんです。そうするとあなたが100メートル地点を通過した時にはスピードがマックスに達しているはず。

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 実は、私はこれを実際に大学の心理学の授業の実験でやったことがあり、そのすごさを自ら体感しました。『気持ちの持ちかたが、どのようにパフォーマンスを左右するか』を証明するための実験でした。

 そう、私は中学2年生の後半、何度か棒高跳びの棒(ポール)の先端を跳躍の時にボックスにうまく入れるのに失敗してしまい、地面に叩きつけられたことがあるんです。で、私は棒高跳びをする時に、無意識のうちに『高く飛ぶ』ことが目的ではなく、『無事にポールの先端をボックスに入れる』ことになってしまっていたんです。でも、棒高跳びの本当の目的は、ボックスにポールの先端を入れた後、空高くまで舞い上がり、そしてバーをクリアすることです。

 上の100メートルダッシュの例で例えるならば、私の目的は『100メートルをダッシュで走り抜けること』ではなく、『100メートル先の地点に無事に到達すること』になってしまっていたんです。

 まあ、ただ棒高跳びの場合は、『自分は絶対できる!』と信じている必要がありますが... じゃないと助走路から走ってゆき、ポールの先端がボックスに近づいてきたら、ポールの先端をボックスに的中させ、そしてそこを全速力で駆け抜けるなんていうことはできませんので。

 でも、100メートル走では、失敗して地面に叩きつけられるといリスクは普通はありません。だから安心してこれをやってみてください。今すぐ効果があり、100メートル走で自己ベストが出せる一番手っ取り早い方法です。もう一度言います。100メートルダッシュで、今すぐに記録を縮められる一番簡単な方法は:

自分の頭の中でゴール地点を110メートルに設定し、

その110メートルをダッシュで駆け抜ける

です。それだけで自己ベストを大幅に上げられるんです。

 

 体力測定の50メートル走、100メートル走で自己ベストを出したいと思っている小・中学生さん、ぜひ試してみてください。陸上部の君、ぜひ私の過去の過ちから学んで、大会で実力を出し切ってください。そして、陸上部員のお子さんをお持ちのお父さん、お母さん、ぜひお子さんに、この100メートル走で自己ベストを出す、一番簡単で効果絶大な方法を教えてあげていただければと思います。幸運を祈ってます。

 

終わりに:

 当ブログでは、不定期ですが週2〜3回ほど、男の子育て(『男の子+育て方』ではなく、『男の+子育て』ですよ。)、語学教育、語学学習、男のレシピ、旅行、生活の知恵、ペットの話など、様々な内容のブログを公開しております。よろしければぜひ読者登録よろしくお願いします。

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 今日も最後までどうもありがとうございました。