みなさま、こんにちは。主夫&自営業で語学講師をしておりますミッチです。当ブログに興味を持っていただきましてありがとうございます。
さて、今日は、私が学生時代に実際にやってしまった失敗談をしたいと思います。私は、日本の高校を卒業して、すぐにアメリカの大学に留学したのですが、これは、その時に文化の違いが原因で私がやってしまった失礼な事に関するお話です。これから英語圏への留学を考えられている方、英語圏の方と一緒にお仕事をする機会が多い方、参考にしていただければありがたいです。
注意:英語圏といっても、世界では英語を話す国と地域は80近くあります。一概に、すべての英語圏の国と地域で、こうですよというわけではないと思います。
私に実際に起こった事件:
それは私がアメリカでの留学生活に慣れてきた、ちょうど10ヶ月後ごろに起きた話です。アメリカ人の友人と話をしていたんですが、その友人が会話の途中でいきなり話すのをやめて私にいったんです:
『ず〜っと気になってたんだけど、それやめてくんねぇ!』って。
顔の表情は明らかに不機嫌な様子です。具体的にはどんな話をしていたのか忘れてしまったのですが、↓こんな感じだったと思います。
アメリカ人の友人:そう言えばさ〜
わたし:うん
アメリカ人の友人:昨日OO教授のオフィスに行ったらさ...
わたし:うん
アメリカ人の友人:『夏休み中にアシスタントのアルバイトしないか』って声かけられたんだけど...
わたし:うん
アメリカ人の友人:OO教授のアシスタントってどう思う?
わたし:え〜... どう思うって?
アメリカ人の友人:OO教授が嫌いってわけじゃないんだけど
わたし:はぁ⤵︎
アメリカ人の友人:ちょっと苦手なんだよね。
わたし:まじで?オレOO教授ちょう好きだよ。良い先生だし、面白いし、授業もわかりやすいし...
アメリカ人の友人:良い先生って言えば良い先生なんだけど...
わたし:うん、
アメリカ人の友人:ごめん、ず〜っと気になってたんだけど、それやめてくんねぇ!
わたし:ええ?何?何のこと?
何が問題だったのか:
相手はアメリカ人なので、上記の会話は日本語で書いてありますが、実際は英語で話していました。もう20年も昔の話になるので具体的な話の内容はよく覚えていないのですが、確かこんな感じの流れでした。読者のみなさんは、私の言った言葉のどこに問題があったかわかりますか?上記の会話文、日本語で行われている会話だったら普通だと思うんですが...
そのアメリカ人は私のクラスメートでもあり、お互いにちょくちょく寮の部屋に遊びに行く仲でした。なので私も彼に『何のことを言ってるんだかよくわからないんだけど。説明してくれる?』と聞いたんです。そしたら、彼もどうして不愉快に感じたのか説明してくれました。
彼の言うには、私は相槌(あいづち)が多すぎるんだそうです。彼曰く、英語を話す時は、少なくてもアメリカ人にとっては、何かひとこと言うたびに相槌を打たれると、話をつづける気を失ってしまうそうです。多すぎる相槌は、アメリカ人にとっては、『はいはい、あなたの言いたいことは、言われなくてももうわかってますよ。もう話さなくて結構ですよ。』とか、『はいはいはいはい、ちょっとこっちは急いでるんだから、もっと要点をまとめて、急いで話して!』と言うメッセージとして受け取られてしまうそうなんです。話をしていくうちに、どうやら、英語では、日本語で話をする時にする相槌の頻度の半分ぐらいでちょうど良いと言うことがわかりました。
この『日本語を話す感覚での相槌は、英語では多すぎ!話をしてくれている相手に対して失礼だ。』ということを学んだのは、私がアメリカに住み始めてすでに10ヶ月ほど経ってからのことでした。それまでずっと、知らず識らずのうちに、私と話をしてくれていたアメリカ人にこのような印象を与えていたのかと思うと、今でも恥ずかしくて顔が熱くなってきます。
その後、イギリス人やカナダ人、オーストラリア人にも、日本語的感覚の相槌の頻度に関しての印象を確認してみました。そしたら、みなさんやはり、『あ〜、日本人が日本語を話す感覚での相槌の頻度は、確かに、英語では、ちょっと多すぎるよね〜』との事。
これからアメリカやカナダ、イギリスなどの英語圏へ留学をされる方、英語圏出身の方と一緒にお仕事をされている方、この私の失敗談が参考になれば幸いです。
お役立ち情報:
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相槌(あいづち)は英語で?
ちなみに、『相槌(あいづち)』のことを英語では『backchanneling』や『backchannel feedback』などと言います。『相槌を打つ』は『give backchannel feedback』です。
英語の相槌(あいづち)は、例えば下記のようなものがあります:
『うん。』--- "Uh huh (アハッ)"
『ありゃりゃ!なんとまあ!』--- "Oh dear! (オーディア)"
『嘘だろう!』--- "No way! (ノーウェイ!)"
『ちょっと〜(あきれた気持ちや、信じられないと言う気持ちを表す時)』
--- "Come on!(カモ〜ン)"
『それ言えてる!』--- "You can say that again (ユーキャンセイザラゲン)"
終わりに:
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今日も最後までどうもありがとうございました。