日本語には『和製英語』と呼ばれていて、日本人が作った英語や英語本来の意味とは違う意味で使われている英単語や英語の表現がたくさんありますね。例えば、『ハイテンション』と言う語。
英語では『high-tension』と書くのですが、英語での意味は『高圧の』と言う意味です。『テンションが高い』と言う意味はありません。例えば、『high-tension cable』で『高圧線』、『high-tension electric current』で『高圧電流』と言った感じです。
では、ここで今日のクイズです。日本語で『ストレートに言う』と言う表現がありますが、英語ではこう言う場合、あまり『straight(ストレート)』と言う単語は使いません。それでは、問題です。『ストレートに言う』と言う表現を英語で言うと、どうなるでしょうか?今日もいつも通り3択で参りましょう!
① be direct
② let the cat out of the bag
③ beat around the bush
この問題の回答は、このブログの最後の方で発表します。後でのお楽しみに。
さて、今日は『ストレート』と言う単語の導入で始めさせていただきましたので、この『ストレート』と言う言葉を使った表現をご紹介させていただきます。道に迷っている外国人観光客に道案内をするときに非常に便利です。また、みなさんが海外旅行をして、道に迷って、現地の人に道を尋ねると、必ず耳にする表現です。
はい、と言うわけで今日のフレーズは:
第23回目:今日のフレーズは:
『この道をまっすぐ行ってください。』
(kono michi o massugu itte kudasai)
です。
ちなみに、このブログでご紹介させていただいている英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語の表現は、まず私が日本語でフレーズを考えます。そして、それを自分で訳してみます。で、ネイティブの知人や友人に聞いてみたり、中国語は私の家内が中国人なので、家内に確認してもらってます。
あと、Udemy と言うオンラインレッスンのサイトがあるのですが、私もそこでよくレッスンを受講してます。で、レッスン中にネイティブの先生に確認してもらったりしてます。なので、訳文はネイティブお墨付きの表現です。安心して使っていただけます。ただし、録音の音声は日本人である私の声なので、参考程度にしておいてくださいね。なので、もしネイティブの方で、『私録音やってあげるわよ~』と言う親切な方がいらっしゃいましたら、一言声をかけていただけるとありがたいです。
英語:
『Go straight along this street.』
解説:
『go straight』で『まっすぐ行く』と言う意味で、『along this street』で『この道に沿って』と言う意味です。
中国語:
『顺着这条路一直往前走。』
(shùn zhe zhè tiáo lù yì zhí wǎng qián zǒu)
解説:
-顺着OO=OOに沿って
-这条路=この道
※『条』は、道やネクタイ、ズボンなど、細長いものを数えるときの助数詞です。
-一直=ずっと
-往前=前に向かって
-走=行く
※中国語の『走』は『行く』と言う意味です。
『Siga todo recto por esta calle.』
解説:
-Siga=『続けてください』辞書に載っている形は『seguir』です。
-todo=すべて
-recto=まっすぐ
-por OO=OOにつき、OOに対して、OOによって、OOで
-esta=この
-calle=道 ※『calle』は女性名詞です。なので『この』と言う単語は『esta』を使います。
ドイツ語:
『Gehen Sie diese Straße geradeaus.』
解説:
-gehen=行く。英語で言う『go』
-Gehen Sie=行ってください。
-diese=この、その
-Straße=道 ※『Straße』は女性名詞です。なので『この』と言う単語は『diese』を使います。
-geradeaus=まっすぐ
『Siga em frente por esta rua.』
解説:
-Siga=『続けてください』辞書に載っている形は『seguir』です。
-em frente=前方に ※英語の『in front of OO (OOの前)』と言う表現の『in front』に似てますね。
-por OO=OOにつき、OOに対して、OOによって、OOで
-esta=この
-rua=道 ※『rua』は女性名詞です。なので『この』と言う単語は『esta』を使います。
あとがき:
はい、と言うわけで、今日は外国人観光客に道を尋ねられたときに便利な表現『この道をまっすぐ行ってください。』と言う表現をご紹介させていただきました。そして、次回はその自然な流れで、『そしたらU-ターンをして、またまっすぐ前に進みます。』と言う表現をご紹介いたします…っておい!それじゃ元いた場所にもどってきちゃうじゃん!違います。次回は『そしたら右に曲がってください』と言う表現と『左に曲がってください』と言う表現を同時にご紹介させていただく予定です。
2020年の東京オリンピック·パラリンピックでボランティアをされる方、会場付近にお住まいの方、ホテルやレストラン、お店など、サービス業に従事されている方、このブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです。また、みなさんもこのブログのことをぜひ応援していただければと思います。
ちなみに、このブログでは、私の主夫としての苦悩·工夫、男の育児や家事に関して、私の専門である英語や中国語、スペイン語のチュートリアル、語学学習など、様々な内容を全て無料で公開しております。まだ読者登録をしていない方は是非読者登録を宜しくお願いします。
冒頭のクイズの回答:
はい、それではクイズの回答の時間です。「『ストレートに言う』と言う表現を英語で言うと、どうなるでしょうか?」と言う問題でした。3択で、
① be direct
② let the cat out of the bag
③ beat around the bush
だったのですが、正解は①です。動詞がbe動詞なので、『私の妻はストレートにものを言います。』と言うのであれば、『My wife is very direct.』となります。ちなみに、私の妻は本当になんでもストレートにものを言う人です。その他にも『be frank』とか、『be outspoken』などと言う表現もあります。
ちなみに、②の『let the cat out of the bag』とは『うっかり秘密を漏らしてしまう』と言う意味、『beat around the bush』は『遠回しなものの言い方をする』と言う意味の慣用句です。みなさんはご存知でしたか?、
はい、と言うわけで今日は以上です。それでは、また次号でお会いできることを楽しみにしております。今日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。