皆さんこんにちは。みっちです。さて、今日は子育て中であれば、もしかすると皆さんもご経験のある方かもしれませんが、私の実際にあった恐怖体験のお話をさせていただければと思います。
私のあやまち:
夏が近づいてくると時々耳にするのが、『小さなお子さんを車の中に置いたまま親が出かけてしまい...』などという心が痛むニュースなんですが、はい、そのくらいの事はボクもいかに危険かわかっています。なので子供を車の中に置いたまま車から離れるということは決してしません。しかし!ちょっとした気の緩みからそれに近いことをしてしまったのです。2歳半の娘をアパートに一人置いてちょっとドアから出たら、娘に内側からドアの鍵をかけられてしまったんです。
ことの成り行き:
それはもうかれこれ8年くらい前になります。木造2階建、8世帯が住める小さいアパートの2階に住んでいました。寝室は玄関ドアの隣にあり、そしてその寝室にはアパートの駐輪場と細い道が真下に見える窓がありました。ぼくは当時、英会話教室の講師をしていて出勤は午後。家内は都内の会社に勤めていたので朝7:30出勤でした。
その日も寝室の窓のところで、2歳半の娘を椅子に立たせて、階下の駐輪場で自転車に乗って出勤するママに窓から手をふって見送りました。
ママを見送ったあと、娘と一緒にリビングに移動、テレビの画面に『おかあさんといっしょ』をつけて、娘に『今日はゴミ捨ての日だからパパはゴミ捨ててくるね。すぐ戻ってくるから、テレビ見て待っててね!』と言いました。そして玄関に置いてあったゴミ袋をつかみ、サンダルを履いて玄関から出て行きました。
玄関からアパートのゴミ捨て場までの距離は往復で30秒程度。いつも何気なく週3回行なっていたことです。しかし事件がおきたのです。
パパ締め出される:
ダッシュでゴミ捨て場から戻ってくると、なんと玄関が開かないんです。で、ドアの内側からは『パパ、パパ〜〜〜、わぁ〜』とわめく娘の声が。そう、娘がアパートの内側から誤って鍵をかけてしまったんです。『ものの30秒だから』と思って油断していたぼくが悪かった〜。携帯も鍵もお財布も全てアパートの中!
とりあえず娘に(なんの根拠も対策方法も思いつきませんでしたが)『大丈夫だよ!』と外からアパートに閉じ込められている娘に声をかけ、どうしようか考えました。ぼくの声を聞いて娘が少し落ち着いたようだったので、『ドアのクルって回るところ回せるかな?』とたずねました。するとなにも反応がありません。そして次の瞬間『はっ!もしかして!』とぼくは駐輪場にダッシュ!
『窓からはなれて〜!』:
そう、娘は寝室の窓のところに椅子を並べて、その椅子に立ち、涙と鼻水でぐちゅぐちゅになった顔を窓ガラスに押し付けて、階下にいるぼくの方を見つめながら泣いているのです。
『あっ危ない!ガラスが割れたらどうしよう!窓の鍵のところに手を伸ばして、窓を開けて落ちたらどうしよう!』と色々な恐怖が一瞬に頭の中を駆け巡りました。『パパは玄関の方に行くから、OOちゃんも玄関の方に行って!』大声で娘に伝え、とりあえず窓際から離させることに成功。
娘救出作戦:
その間、以前から親しくさせていただいていた斜め下に住んでいるママ友のドアベルを鳴らし事情を説明。コードレス電話を借りて、アパートの壁にダッシュ。なぜかというと、アパートの壁に『入居者募集中。電話:0000-00-0000』と管理人の番号が書いてあったのを思い出したので、アパートの管理人さんに電話をして、合鍵があるか聞こうと思ったのです。
その時です。娘の泣き声が先ほどよりも大きくなっていることに気づきました。そして目を入居者募集の張り紙から自分のアパートの玄関の方にやると、泣きながら階段から降りてくる娘がいたのです。そう、娘は自分でなんとか鍵を開けることに成功したんです。
その日は朝から雨がシトシトと降っていて、ぼくは雨で体がビショビショ。でも手すり伝いに裸足で泣きながら降りてくる娘のところに駆け寄り、思いっきりギュッと抱きしめました。
学んだこと:
まだ娘は小さく、手がなんとかドアノブにとどくかとどかないかぐらいだし、ものの30秒程度だから大丈夫と油断していました。大事に至らなくて本当に良かったです。生きた心地がしませんでした。それ以来たとえゴミ捨て程度であっても、小さい子供を家に一人にさせることはありません。
ニュースなどで時々目にする、親のちょっとした不注意によって引き起こされる不幸な事故って、当事者の方々は本当にそうなるまで、そんなことになるなんて全く予想していないことがほとんどだと思います。でも、こういうことが本当に起こるんです。
親としてこんな経験をインターネットでシェアするのは本当に恥ずかしいことなのですが、読者の皆さんに『こういうことが起こりうる』ということをお伝えしたくて書かせていただきました。今小さなお子様を育てていらっしゃるパパ・ママに少しでも参考にしていただければと思います。
終わりに:
今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回も宜しくお願いします。