みなさんは下記の様なことで悩んでおりませんか?
『猫にソファーの上でうんちをされてしまう!』
『カーペットでおしっこをされてしまう!』
『ふとんでも用を足されてしまう!』
まあ、つまりは猫ちゃんに猫用のおトイレでない場所で糞や尿をされて困っていませんかと言うことなのですが...
みなさん、こんにちは。当サイトにお越しいただきましてありがとうございます。ミッチです。 我が家では現在猫ちゃんを二匹飼っています。
かつて凶暴だったけど、歳をとってだいぶ穏やかになった18歳のおばあちゃん猫のぼんぼん。そして、去年の暮れに里親サイトで出会ったまだ1歳未満と思われるワンパク盛りの子猫、みみ、合わせて二匹です。
実は先日、困ったことが三度立て続けに起きて、家族全員頭を抱えていました。それは何かと言うと、実は子猫のみみが、1週間の間に3回も、リビングルームにあるソファーの上でうんちをしてしまったんです。
うんち on the couch: 一日目
それは何の変哲も無い普通の平日の朝のことでした。普段私は、朝5時ぐらいに起きてエクササイズをするのですが、その日はたまたま疲れていたため、6時過ぎまでベッドの中にいました。『あ"〜、筋肉痛だ〜。今日はあと10分だけ寝てよ〜』とベッドの中でゴロゴロしていたそのときです。『きゃ〜!お父さん!うんち、うんち〜!!!』と階下から長女の悲鳴でベッドから飛び起きたんです。
私は頭の中で『うんちをするのにいちいち父親を呼ばなくていいのに、なんなんだよ、も〜』と思いながら、ベッドルームのドアを開け、吹き抜けから階下のリビングルームに目を下ろすと、ななな...なんと!リビングルームの中央にはソファーがあるのですが、何とそのソファーに『ポン・ポン・ポン!』と三つうんちが置いてあるではありませんか!しかもソファーのど真ん中に!
私は長女に言いました:『も〜!中学生にもなってなんでそんなところにうんちしてるの!ちゃんとトイレでやってよ!』すると長女は『あたしがこんなところでする訳ないでしょ!ミミかボンボンだよ、犯人は!』とのこと。それを聞いて私は一安心しました。中学一年生にもなる子供、しかも女の子がリビングルームのソファーのど真ん中で大便をするなんてちょっと問題ありますもんね。
長女は続けて言います:『あたしが起きて降りて来て、テレビ見ようと思ってソファーに座ったらね、超臭いの。で、あ〜、ミミかボンボンがうんちをしたばっかりなのかな〜って、自分のとなりに目をやったら、こんなのがあたしのまとなりにあるのよ!目を疑ったよ〜!もうちょっとでウンチの上に座るところだった〜!』
私:あ〜、ほんと、よかったよ。うんちの上に座っちゃったら、ソファーを綺麗にするのが大変だもんね〜。
長女:そっちか〜い!
そんな会話をしていると、私の家内と次女も起きて来ました。ウンチのツヤ感といい、大きさといい、私たちは子猫のミミのものだと確信をしました。我が家はみんな猫が好きなので、このときは『仕方ないか〜』や『まあ可愛いイタズラかな』程度にしか考えておりませんでした。
家族4人で協力して、ソファーの上のウンチをビニール袋に捨て、ソファーカバーを外し、手洗い→洗濯機。ソファーも綺麗に拭いてファブリーズを吹きかけて15分ぐらいで何とかいつも通りの朝を取り戻すことができました。しかし、これはウンコ悪夢のほんの始まりにしかなかったんです。この時に一体誰が予想できたでしょうか?1週間以内にこれがあと二度も起きるなんて。
うんち on the couch: 二日目
ウンチの悪夢2日目は、その翌々日に起きました。うんち事件の一日目の時に、ソファーのマットレスを外して、匂いが残らない様に屋外に丸々1日干し続けたため、うんち事件の1日目と翌日はソファーはフレームのみリビングに。マットレスを外した状態だったんです。するとミミはソファーのフレームの上にウンチをするのは嫌だった様で、うんち事件の翌日は心地よい朝を迎えることができました。
私たちは、ウンチ事件第1日目の時になぜミミがソファーでうんちをしてしまったのかあれこれ考えてみたのですが、これといって原因らしき原因が思いつきませんでした。強いて言えば、うんち事件の前日の夜、ミミとボンボンが普段よりも激しい喧嘩をしたんです。で、普段は若くて活発なミミの方が勝つのですが、その日はたまたまボンボンの爪がミミの頭の皮膚に引っかかってしまって、ミミがボンボンから逃げていった形で喧嘩を終えました。なので、私と家内は『あ〜、あのウンチはきっと喧嘩で負けてイライラして、その八つ当たりだったんだろう』と結論付けたんです。
しかし、ソファーのフレームにマットレスを戻し、カバーをかけたその翌朝もまたソファーにウンチがしてあったんです。これにはさすがに家族全員参りました。1回目の時は『可愛いいたずら』で家族4人笑って済ませました。しかし、その翌々日にまたソファーにウンチをされてしまったので、今度は大きな精神的なショックです。
でも私と妻は『あ"〜、きっとまだ匂いが残ってたから、間違っちゃったんだろうね〜。猫の嗅覚って人間の嗅覚の10万倍とも、20万倍とも言われてるから、人間がわかんなくても、ミミには自分のウンチの匂いがして、おトイレと勘違いしちゃったんかもしれないね〜。(ちなみに犬の嗅覚は人間の1億倍もあるそうです)』なんて言って、なるべく気にしない様に努めました。
2回目ともなると、もう慣れたもので、前回同様家族で協力して手際よくミミのウンチを片付け、朝食をとり、またいつも通りの日常が始まったのです。
うんち on the couch: 三日目
『二度あることは三度ある』とはよくいったものですね。何と、ウンチ事件2回目のその翌朝にもまた、ソファーにウンチをされてしまったんです。しかも今度は2日連続で!
これには本当に参りました。しかし、それと同時に、私たちはやっと気づいたんです、これは単なるアクシデントではないと言うことを。そう、猫ちゃんが猫用トイレ以外の場所で用を足すと言うことは、単なる間違いと言うこともあるかもしれませんが、それ以外にも、何かを飼い主に訴えたいことがある時の行動でもあるんです。猫は人間の言葉を話せませんので、時にこの様な行動をとって飼い主に何かを訴えようとすることがあるらしいんです。
実は私も『そんなことある訳ないじゃん!』と思いました。何年も前に知人から『猫が飼い主のベッドやソファーの上に糞をして、何かを訴えようとする』と言う話を聞いたんです。でも調べてみるとどうやら、猫ちゃんがストレスを抱えている時や何か不満がある時に飼い主のベッドやソファーでウンチをしてしまうと言うのは本当らしいのです。
飼い猫がトイレ以外の場所(例えば、ベッドやソファー、カーペットの上など)で糞尿を行う原因:
それでは、どういったことが原因でニャンちゃん達はトイレ以外の場所で用を足してしまうのでしょうか?
考え得る原因 その①:
猫は決まった行動パターンを取るのが好きな動物な様なので、生活習慣や環境が変わるとストレスを感じてしまうそうです。なので、一つ目の原因として考えられるのは、『模様替えをした』や『引越しをした』などが原因として考えられるそうです。しかし、我が家は特に最近模様替えをしたわけでもなく、引越しをしたわけでもないので、1つ目の原因ではなさそうでした。
考え得る原因 その②:
ご主人様に構ってもらえない。これはその猫の性格にもよるらしいのですが、ご主人様に構ってもらえないとスネて、わざとご主人様が困る様なことをして気を引こうとすることもあるそうです。まるで人間みたいですね。
ただ、これも我が家の場合はボツです。我が家の猫ちゃん達は愛されまくっていて、私の娘達も猫のおもちゃで毎日の様に沢山遊んであげているので、『ご主人様に構ってもらえていない』と言うはずはありません。
考え得る原因 その③:
ストレスが溜まっている。人間同様、猫だってストレスが溜まります。原因は様々で、騒音や、他にペットを飼っている場合は、他のペットとの相性、または飼い主に叱られたなどと言うこともストレスの原因になります。あとは、例えば、飼い主が出産して家族構成が変わったなどと言うことも、猫ちゃんのストレスの原因になる様です。しかし、こちらも、我が家の場合はどれも当てはまりませんでした。
考え得る原因 その④:
猫用のトイレが汚い。または猫用のトイレが糞と尿でもう一杯になってしまっている。これはどういうことかというと、まあそのままなのですが、猫ちゃん用のトイレがあまりに臭かったり、ウンチでいっぱいだったりすると猫ちゃんだってそんなところで用を足したくないのでしょう。
我が家の場合は、これも当てはまりませんでした。シートもサンドも、1週間に一度交換していますし、ウンチは気付いた時に直ぐに拾って捨ててます。ちなみに我が家で使っている消臭サンドはパッケージには『1ヶ月間交換不要』と書いてありますが、我が家は週1回の頻度で変えています(ミミが軟便ぎみなので、すぐに汚くなっちゃうんです)。消臭シートの方も、週に2回ぐらいの割合で交換しているので、我が家の猫ちゃんトイレはいたって清潔です。
考え得る原因 その⑤:
トイレの数が飼育している猫に対して少ない。私が調べて、最後に出てきた原因はこちらです。ある獣医さんのサイトをみると、猫ちゃんのトイレは『基本、一匹につきトイレ1つが理想』だそうです。猫は縄張り意識の強い動物なので、トイレを他の猫ちゃんとシェアするのは好きではないそうなんです。
私はこれを読んでハッとしました。確かに我が家は猫を二匹飼っているのに、おトイレは1つだけなんです。で、以前はミミは赤ちゃん猫だったので、それほど問題ではなかったのかもしれないのですが、だんだん大きくなってきて、もう直ぐ1歳。人間で例えると、もう立派な女性なので、それが気に入らなかったのかもしれません。確かに考えてみると、ボンボンがトイレで用を足している時、いつもボンボンの邪魔をするんです。
と言うわけで、押し入れからしまってあった猫用トイレをもう一つ取り出して、1つ目のトイレとは別の場所に設置してみることにしました。実は、以前、もう一匹ニニと言う猫を飼っていました。下の写真はニニの写真です↓
しかし、6年ほど前に12歳という年齢で永遠の眠りについてしまったので、ニニの使っていた猫用トイレは押し入れにしまっておいたんです。
猫ちゃん用トイレを2つ設置したその日の夜は、ちょっと不安でしたが、『明日のお楽しみ!』と期待を込めて、私たち人間家族4人は12時までには全員就寝しました。そして、次の日起きてみると何と!!!ソファーの上にはウンチがなく、2つ目のトイレの中にちゃんと大きいのがしてありました!
その後しばらく観察していたのですが、やはり原因はトイレだった様です。新しく設置したトイレは子猫のミミがいつも使い、昔から設置してあったトイレはおばあちゃん猫のボンボンが使っています。たまにミミがボンボンのトイレで何かいたずらをしている様子を見かけることがあるのですが、ボンボンはいつもボンボンのトイレ。基本的にはミミもミミのトイレのみを使っている様です。
長く臭い1週間でしたが、こうして我が家の猫のうんちバトルは幕を閉じたのでした。
まとめ:
というわけで、
『猫にソファーの上でうんちをされてしまう!』
『カーペットでおしっこをされてしまう!』
『ふとんでも用を足されてしまう!』
とニャンちゃんの便のことで悩んでいらっしゃる方、もしかすると、猫ちゃんがトイレ以外の場所で便をしてしまう原因は、上記の5つうちのどれかかもしれません。我が家は、トイレを1つ増やしてあげただけで、簡単に解決することができました。
ペットのトイレットトレーニングは、うまくいかないと本当にストレスになりますよね。もし私の経験とこのページに書いてあることが参考になれば幸いです。
今日は以上です。今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。