みなさん、こんにちは。みっちです。今日はちょっと告白したいことがあるんです。実は先日、飼い猫のみみの爪を切りすぎてしまったんです。その後、インターネットで調べて、応急処置を施しておいたのですが、思いもよらぬ事態になってしまったので、今日は猫の爪の切り失敗の体験談をさせていただこうと思います。
『猫の爪を切りすぎてしまった!』
『猫の爪を切ってあげたら、出血させてしまった!』
『猫の爪切りで、深爪してしまった時はどうしたら!』
などと、猫ちゃんの爪切りに失敗してしまったときの情報や体験談をお探しの方、我が家の体験談を参考にしていただければ幸いです。もし猫ちゃんの爪切りに失敗して、切りすぎてしまった場合、我が家のように大変なことになる前にぜひ早めに可愛い猫ちゃんを獣医さんに連れて行ってあげていただければと思います。
猫の爪を切るときの位置:
猫の爪を切るときのラインは下の絵のように、爪の内側に見える、ピンク色の部分(クイックと呼ばれています)から1ミリメートルほど離れたところをカットします↓
この爪の内部のピンク色の部分(クイック)は神経や血管が通っているので、ここを切ってしまうと、今回の我が家のように大変なことになってしまう可能性があります。切られた猫ちゃんの方もかなり痛いと思います。
暗いところではなかなかこのピンク色の部分が見づらいので、ぜひ明るい場所で切ってあげてください。
猫の爪を切りすぎて、出血してしまった!
で、我が家なのですが、何が起こったかと言うと、上の写真の猫ちゃん『みみ』と言う猫なのですが、私が後ろ足の爪を切ってあげようとした正にその時、みみが足を動かしてしまったんです。その勢いで、私が爪を切ってあげようとしていた位置から爪切りの位置がわずかにズレてしまい、このピンク色の神経と血管が遠ている部分(クイック)まで少し切ってしまったんです。みみ、そして、みみの昔の飼い主さん、もしこのブログを読んでいたら、本当にごめんなさいm(_ _)m
猫の爪を深爪してしまったときの応急処置を:
人間が怪我をしてしまったときと同様に、まず、清潔なガーゼで圧迫し、止血します。おそらく2〜3分で血は止まると思います。大抵の場合は、それだけで大丈夫だそうです。
もし、それでも出血が治らないようであれば、ご家庭にある小麦粉や片栗粉を堅めに水で溶いて止血剤を作ります。どのように使うかと言うと、水で堅めに溶いてペースト状になった小麦粉(または片栗粉)を、出血している患部にペトリと塗ります。そして、しばらく猫ちゃんが暴れないように抑えてあげながら、ペースト状になった小麦粉(または片栗粉)が固まるのを少し待ちます。以上です。
猫ちゃんの深爪した患部が化膿してしまった!
猫ちゃんの爪を切りすぎて、出血させてしまった場合は、止血をしてあげて、出血が治れば、大抵の場合、それで大丈夫だそうです。なので、我が家の場合も、みみの爪を切りすぎてしまった次の日、もう一度患部の確認をしてあげたところ特に出血も化膿している様子もありませんでした。なので安心してそのままにしてしまったんです。
しかし、その2週間後、ソファーに小さな血液の跡がついていて、気になってみみの足を見てみると...『ひゃ〜、ごめん。みみ、本当にごめん!』先日誤って深爪をしてしまった爪と指の周辺に膿(うみ)が溜まっていて、痛々しいことになってしまっていたんです。
急いでみみを猫キャリアーに入れて、獣医さんに駆け込みました。すると、獣医さん曰く:
『これはかなりひどいですね〜。今日来ていただけて本当によかったですよ。これからすぐに患部に麻酔をして、化膿している部分を取り除きます。それから、爪もこのままでは治りませんので、いったん根元に近いところから切断します。根本から完全に爪を抜いてしまうわけではないので、爪はまた生えてきますが、かなり短く切りますので、見た目は爪がない様に見えます。それから完全に生えてくるまでには時間がかかりますね。痛みもしばらくは続きますので、痛み止めもお出ししておきます。』とのこと。
痛々しいので、写真は掲載いたしませんが、本当に爪が一本すっぽりと抜かれてしまったような感じです。
帰宅後は3〜4日間エリザベス・カラー着用:
患部を舐めてしまうとまた悪化してしまうので、みみは首の周りにエリザベス・カラーをして帰宅してきました↓
エリザベス・カラーをしていると行動がかなり制限されてしまうようで、いつもはワンパクで元気いっぱいのみみなのですが、帰宅後しばらくの間は放心状態でした。1日でカラーには慣れたようなのですが、それでもやっぱり大変らしく、ぐったりしています。
おトイレも自分のお尻がよく見えないため、用をたした後、自分の『うOち』を踏んづけてしまい、フローリングのあちこちがみみの『うOち』付き足跡だらけに...
ただ、3日も経過すると、エリザベスカラーにもだいぶ慣れてきたようで、ネズミのおもちゃで、またいつも通り遊ぶようになりました。
お薬はチュールに混ぜて:
獣医さんから頂いたお薬は、『直接お口に入れて飲ませてあげてください』と言われたのですが、嫌がって吐いてしまいました。そのため、猫用のおやつ『Ciao ちゅ〜る』と言うものに混ぜてあげています。↓
(↑チャオちゅ〜るとお薬)
(↑こんな感じにお薬をチャオちゅ〜るに混ぜます。)
医療費は?
ちなみに今回の、深爪による治療にかかった医療費が気になる方もいらっしゃると思いますので、医療費の方もお話いたします。
-診察料=500円
-エリザベスカラー=1,000円
-爪切り処置=1,500円
-コンベニア注射(抗生物質のようなもの)=3,010円
-メタカム(犬・猫用非ステロイド系消炎鎮痛剤)=1,500円
-内服薬=1,600円
-消費税=911円
合計=10,021円
それからその後の経過を観察するために後2回ほどまた獣医さんのところに行く予定です。おそらく後2〜3千円ぐらいかかるでしょう。
まとめ:
と言うわけで、我が家のみみちゃん、深爪を放っておいたがために、可哀想なことをしてしまいました。猫ちゃんを飼っていれば、爪を誤って切りすぎてしまうことは誰にでもあるかもしれません。しかし、私の場合は、爪を切りすぎてしまった後、次の日に一度確認をしただけで、そのときに問題がなかったので、そのまま放って置いてしまったんです。そのために、みみに可哀想な思いをさせてしまいました。もう少し注意をしておけば防げたことです。当然いつも、爪を切ってあげるときは、切りすぎに注意しておりますが、もし仮にまた深爪をしてしまったら、今度からは必ずもっと頻繁にその後の経過の観察をしてあげて、少しでも異常があるようであればもっと早い段階で獣医さんのところに連れて行ってあげたいと思います。
読者の皆様も、もし猫ちゃんの爪を切りすぎてしまったと言う方、私の体験談が少しでも参考に慣れば幸いです。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。