ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

忙しくても毎日続けられる語学学習 7つの最強メソッド

 みなさんこんにちは。当ページにお越しくださいましてありがとうございます。みっちです。ところでみなさんは:

語学力を高めたいけど勉強している時間がない...

語学学習のための良いすきま時間活用法はないかな..

効果的で長く続けられる勉強法はないかな...

などと外国語の勉強法に関する情報をお探しじゃありませんか?

 私はフリーランスの外国語講師をしている者でして、普段はインターネットを使って、レッスンをしています。外国人には日本語を、日本人には英語や中国語、スペイン語を教えています。語学学習はもともと学生の時からの趣味でもあったのですが、現在では趣味が高じて仕事になってしまいました。ただ、人様にレッスンをさせていただく以上、いい加減かことは言えません。なので昔以上に語学力を高めるため、毎日語学学習に励んでいます。

 しかし、私個人の話になるのですが、最近思うように語学学習のために時間が取れないんです。私は、自分の家でインターネットを使って外国語のレッスンをする傍ら、主夫でもあるので、家の掃除や洗濯、食事の準備、子供の学校関係のことなど毎日のスケジュールは結構いっぱいです。特に今このブログを書いているのは8月の中旬なのですが、子供たちは夏休み。1日三度の食事の準備をして、子供の宿題や勉強を手伝ってあげると、自分の勉強のために時間を割くのはなかなか難しいのが現状。

 ちなみに、子供たちが夏休み中の今、私の大まかな一日の流れはこんな感じです↓

5:00

起床

14:30

子供の勉強の準備

5:30

エクササイズ

15:0016:00

子供の勉強の手伝い

6:00

シャワー&着替え

16:3018:30

仕事

6:30

朝食の支度

18:30

夕食の支度

7:00

朝食

19:00

夕食

7:30

朝食の後片付け

19:30

夕食の後片付け

8:00

妻を駅に送る

20:00

家の掃除

8:3012:00

仕事

20:3021:30

仕事

12:00

昼食の支度

22:00

シャワー

12:30

昼食

22:3023:30

リラックス

13:00

昼食の後片付け

23:30

洗濯

13:3014:30

仕事

0:00

就寝

 

 多少その日によって変わりますが、まあこんな感じです。本音を言うと、仕事で日常的に使う言語の勉強に、それぞれ最低でも30分ぐらいは費やしたいのが本音です。しかし、そうすると一日3時間くらい勉強だけに時間を費やすことになってしまいます。でもそうなると、主夫をして、働いて、さらに一日3時間の勉強って、なかなか現実的ではないので、なんとか工夫をしなければなりません。

 

 そこで今日は、私の実践している

『忙しい日々の中でも毎日続けられる語学学習 7つの工夫』

をご紹介したいと思います。

 

 その前にみなさんにクイズです。このページをお読みの方の多くが英語を勉強されたことがあるかと思うのですが、今日のクイズは英語に関する問題です。

 英語が話されている国といえば、イギリスやアメリカ、オーストラリア、カナダが代表的な国かと思います。それからアジアの国ではインドやシンガポール、フィリピンでも話されていますね。インドでは公用語(国語)として英語とヒンディー語があります。それからシンガポールでは英語、中国語、マレー語、タミル語の計4つの言語が公用語として使われています。

 さあ、それではクエスチョン!アメリカ(アメリカ合衆国)の公用語(国語)はいくつあるでしょう?5択でいきましょう!

①0こ

②3こ

③8こ

④13こ

⑤50こ

正解はこのページの後半で。

 

忙しくても毎日続けられる語学学習の工夫:

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机に向かう必要はない:

 まずはじめに、『語学学習』と言うと、皆さんはどんな学習方法が思い浮かびますか?

 英会話スクールや語学教室に通う?

 朝早起きをして単語の練習やCDを聞く?

 英検やTOEICなどの問題集をやる?

 文法書を読んで、練習問題を解く?

 アプリで単語の練習や穴埋め&並び替え問題などを解く?

色々な勉強方法があるかと思います。

 こうやってみてみるとどれも身構えてしまうかもしれませんが、必ずしもこれらの方法で英語や中国語など、語学を勉強する必要はないはずです。語学学習の目的は、おそらくほとんどの人は、『自分の目標としているレベルの語学力を身につける』ことだと思います。であれば、正直な話、その目標を達成できれば、方法なんてなんでもかまわないと思いませんか?

 と言うわけで、私が日々実践している語学学習のテクニックは、机に向かって行うものもありますが、机に向かわない語学学習がほとんどです。と言うわけで、まず初めに、いくつか机に向かわずに行える語学学習法から紹介していきましょう。

 

1. とにかくオーディオを聞く

(可能であればシャドーイングも行う)

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 一つ目は、タイトルの通り、とにかくオーディオを聴きまくるです。私が学生だった頃は、外国のラジオやオーディオを聞く場合、カセットテープの録音か短波ラジオを聞く程度しか選択肢はありませんでした。

 しかし今はインターネットのおかげで、外国語のPodcast(ポッドキャスト)が無料でダウンロードできたり、海外のラジオ放送もとても綺麗な音質で、しかも無料で聞くことができるようになりました。さらに、音楽プレーヤーもどんどん小型化され、スマートウォッチの中には音源を保存できるものもあります(ちなみに私はGalaxy Watchと言うスマートウォッチにBluetoothイヤホンを接続して語学のオーディオを聞いています↓)。

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 なので、家事や車の運転中、犬の散歩をしながらなど、頭をあまり使わない作業をしている時に、それと同時に小型の音楽プレーヤでとにかく今あなたが習得したいと思っている外国語を聴きまくるんです。私は、朝目が覚めると同時に片耳にBluetoothイヤホンを装着し、基本的には一日中装着しっ放しです。

 ただし、3つほど注意している点があります。1つ目は、音量を上げすぎないこと。音量を上げすぎてしまうと難聴の原因になりますので、なるべく音量を上げすぎないように注意しています。2つ目の注意点は、時々ブルートゥースイヤホンをはめる耳を左右入れ替えること。定期的に片方の耳を休ませて、耳に負担のかからないようにしています。そして3つ目の注意点は、家族や友人と一緒にいるときには使わないこと。これは、家族や友人と一緒にいる時は、家族や友人との会話を優先するためです。

おすすめのオーディオは?

 この方法を外国語学習中の人に紹介すると、よく『それでは、どう言うオーディオを聞くのがいいんですか?』と言う質問をよく受けるのですが、オーディオ選びのポイントは:

①あなたが興味のある内容のもの

理由:自分の興味のあるものであれば、たとえ言語が外国語であっても、もともとその内容に関する知識があったり、自然と耳も傾くので、『興味のある内容のもの』または、『聞いていて面白いと思える内容のもの』は絶対条件です。

 

②最低でも内容が50%ぐらいは理解できるもの

理由:聞いていて、内容がちんぷんかんぷんなものは、聞いているだけで苦痛ですし、内容が全然わからないものや難しすぎるものはいくら聞いても雑音にしか聞こえません。しかし、内容が50%以上理解できるものは、内容が理解できない残りの50%は、文脈から話を推測することができます。また、何度も同じ録音を聞いていくうちに、一度目や二度目では聞き取れなかった内容が聞き取れるようになってきます。なので、話の内容が最低でも50%くらい理解できるものをお勧めします。

 

③同じオーディオは何度も聞く

理由:一度聞いて内容が100%理解できる内容のオーディオであっても、オーディオの内容があなたにとって明らかに簡単すぎるオーディオでない限り、何かしら学べるものがあるはずです。また、『聞いて、話が理解できる』イコール『聞いた内容を自分で使いこなせる』と言うわけではありません。なので、同じオーディオを何度も聞くことをおすすめします。

 それでは、『同じオーディオを何回聴いたら良いか?』と言う問題が出てくるかと思うのですが、それに関しては、私は、下記のどちらかが当てはまったら次のものに移るようにアドバイスしています。

  1. 何度も聞きすぎて、聞くのに少し飽きが来た。

  2. シャドーイング※が完璧にできるようになった。

 ※『シャドーイング』とは、録音を再生しながら、耳から聞こえてきた音声に合わせて、同時に自分でも同じ言葉を発する練習のことです。これは、可能であれば声を出してやった方が効果的ですが、周りに人がいたりして声を出すのが難しい場合は、口パクでも構いません。

 お役立ち情報:

『読書をしたいけれど本を読んでいる時間がない!』
 『もっと読書をしたいのに時間がない』と言う忙しいあなた!そんなあなたに耳寄りな情報です。今は色々な本がオーディオブックとして簡単にインターネットからダウンロードできるって知っていましたか?車の運転中やジョギングをしながら、語学学習や読書ができるのでとても便利ですよ。
 現在ではいくつかオーディオブックがダウンロードできるサイトがあるのですが、今日は日本で特にメジャーな2つのサイトをご紹介します。
 一つ目は、アマゾンの傘下にあるAudible(オーディブル)と言うサイトのサービス。1冊ごとに購入することもできるのですが、毎月1冊ダウンロードできる定額サービスと言うのがあって、定価で買うよりもずっとお得です。それから洋書のオーディオブックの数が多いのもこのサイトの良いところ。私は職業柄、このサイトで洋書のオーディオブックを浴びるように読んでいます(?聞いています。)
 それから、日本でもう一つメジャーなオーディオブックのダウンロードサイトはこちら→(オーディオブック配信サービス - audiobook.jp)。こちらのサイトは、サイトを閲覧しやすいのが特徴です。それから、書籍のタイトルも非常に充実していて、新書もたくさんあります。どちらのサイトもキャンペーンを実施しているようですので、もしよろしかったら見てみて、一度試してみてください。 

 

2. 勉強している言語で、ドラマや映画、

YouTube動画などを見る

 1日24時間あるうち、睡眠時間を除いて、『全く気晴らしをしない!』と言う人は少ないかと思います。なので、忙しい毎日でも、気分転換などにドラマや映画、YouTubeなどを見ると言う人は、ぜひ勉強中の言語でそれらを見てみることをお勧めします。

 ドラマであれば日本語に吹き替えされていないものをそのままみるのでもいいですし、字幕のあるものを見ていただいてもOKです。『字幕のあるものは、それに頼ってしまって結局意味がないのではないか?』と言う心配をされる方もいらっしゃるのですが、大丈夫です。むしろ、耳が慣れてくると、『えっ!今のネイティブの言ったセリフと日本語の訳が一致してない!』みたいのにも気づくようになってきます。また、『へ〜、さっきの英語の"O^*X£$@"っていう表現は日本語に訳すと、ああいう風になるのか!』などという発見もあって結構楽しんでいただけるはずです。

 映画であれば、日本の映画をあなたの勉強している言語の吹き替え版の方で再生してみるのもお勧めです。もし一度日本語バージョンの方で見たことのある映画であれば、ストーリーはある程度わかっているので、こちらでも、『へ〜、あの有名な日本語のセリフが、こういう風に訳されてるんだ〜』と面白い発見がたくさんあるはずです。英語や中国語、韓国語、ポルトガル語など、メジャーな言語への吹き替え版のある映画は探せば結構見つかります。

 また、YouTubeであれば、いくつか自分の興味のあるキーワードをあなたが勉強している言語で検索バーに入力すると、その言語を話すユーチューバーが作成した動画が見つかります。関連動画としても、いくつか似た内容の動画があなたの勉強している言語で表示されてきますので、そう言ったYouTuberのチャンネルをチャンネル登録しておくとYouTube側がどんどん関連動画を表示してくれます。YouTubeの動画は動画の時間が比較的短いものが多いので、気軽にみることができますし、ニュース番組などであれば、時事表現も学ぶことができます。日本語を勉強している私の生徒さんで、YouTubeで大相撲を見るのが好きな人がいるのですが、YouTubeで相撲の専門用語をたくさん学んだそうです。また、日本に一度もきたことがないのに、YouTubeで関西弁を覚えて、流暢な関西弁を話す生徒さんもいました。

 

. 目に入ってくるものを全て

勉強している言語で言えるか試してみる

 これは手元に、教材が何もない時や、スマホがない時や、何らかの事情でスマホを取り出して操作できない時、身動きができない時などにとても便利な語学学習メソッドです。例えば、歯医者さんで治療をしてもらっている時や、留置所に入れられてしまった時、何らかの事情で手足をロープで縛られてしまっている時、出たくもない会議や授業に無理やり参加させられている時、プロレスの固め技を決められてしまった時などですね。

 やり方はとても簡単です。『目に入ってくるものを片っ端から外国語で言ってみるか、言うことが無理な場合は頭の中で考えてみる』だけです。言うのは単語レベルでもいいですし、文章レベルでもOKです。当然、名詞(コップ、コンピュータ、車など)だけではなく、形容詞(赤い、新しい、国産の...など)、動詞(破る、買う、修理する...など)、副詞(大胆に、10回払いで、何度も...など)も使うことができます。

言い方がわからない単語・表現は?

 言い方がわからない単語は:

①レシートの裏や、手の甲に書くことができれば、そこに書く。

②もしメモができない場合は、その単語だけ日本語で置き換えてしまうのでもOK。

③わからない単語を、自分の知っている単語を使って説明できるか試してみる。

 上記の③はこんな感じです↓

状況:あなたは今、英語を勉強しています。今日はある病院に初めて来ました。で、今順番を待っているとことです。

あなた:さっきオレ受付で『初診なんですが...』って言ったよな。『初診です』を英語で言ってみよう。こう言う場合って多分英語では『This is ...』あれ?『初診』って英語でなんて言うんだろう?『初診』って言う単語は知らないけど、『最初』とか『初めて』って言う意味の『first time』とか、『first visit』で通じるかな?そうすると多分、『This is the first time.』とか、『This is the first visit.』って言えば多分通じるかな...

 

と言う具合です。ちなみに正解を言うと、『This is my first visit here.』とか、『This is my first visit to this hospital.』『This is my first time here.』ですので、先ほどの予想でほぼ正解です。100%通じるはずです。

 

 この練習法は、わからない単語を辞書やネットで調べることができないので、新しい単語・表現を学ぶことはできないでしょう。ただし、外国語を話したり書いたりすることは習慣ですので、普段からこの方法を使って常に目に入ってくることを外国語で言ってみる練習をしておくと、忘れていた単語・表現を思い出すことができます。また、これをしておくと、日本にいながらにして普段から外国語で物事を考える習慣ができていますので、いざ『話そう!』って思った時に結構すんなり流暢に話せるようになります。

   

. 考え事を外国語でしてみる

 こちらは先ほどの『3. 目に入ってくるものを全て外国語で言えるか試してみる』に似ているのですが、『目に入ってくるもの』の代わりに『頭に浮かんだこと』を外国語で言ってみる練習方法です。

 自分でシナリオを考えて、そこで出てきそうな会話を外国語に訳してみるのもいいでしょう。例えば、レストランで食事をしていたら、サラダの中に髪の毛が入っていたのでクレームを言うと言う設定のダイアローグを作ってみるとか、海外を観光旅行していたら、右の靴下を失くしてしまったので、警察に紛失届を出すとかでもいいでしょう。 

 または、『意見を述べる』形式もあります。これはどう言う形式かと言うを、『OOについてのあなたの意見を外国語で述べてみる』と言う練習方法です。例えば、『朝テレビで見たニュースに対するあなたの意見を外国語で述べる』と言う設定の仮想プレゼンテーションをしてみるのも良いでしょう。お友達とのカジュアルな会話という設定で、あなたの趣味についてアツく語るという形式でもいいでしょう。

 トピックは探せばいくらでもあると思いますが、アイデアが必要な場合は、英語であれば英検の第二次試験(面接)対策用のテキストによく『OOについてあなたの意見を述べなさい』のような問題が載っています。そう言った問題集を参考にするのもいいですし、スマホタブレットPCのアプリストアで、『会話 トピック』や、英語であれば『conversation topic』などと検索すると、たくさんこう言った題材をランダムで出題してくれるアプリが見つかるはずです。

 ニュースで話題になっていることや、あなたの友達や家族の間で今話題になっていることについての意見を述べる形でもいいでしょう。

 ちなみに、私はこれを学生だった時に、ICレコーダーを使って毎日『OOについて5分間ひたすらOO語で喋りまくる』というのをやっていた時期がありました。正直言うと、初めのうちは思うように言葉が出てこなくてかなり苦戦しました。しかし、慣れてくると、外国語で夢を見るようになり、言いたいことがスラスラと話せるようになったんです。

 うまく言いたいことが言えないうちはフラストレーションレベルがマックスの練習方ですが、これを3ヶ月やり続けるとかなりの効果が出てきます。というのも、自分が言いたいと思った言葉が見つからなくて、もどかしい思いをするのですが、後からその単語や表現を辞書やネットで調べて言い方がわかると、なかなか忘れないんです。『欲しい!欲しい!』と思っていたものをやっと手に入れた時と同じ感じですね。やっとの想いで手に入れたものだから、人間の脳も『やっと手に入れたこの単語、失ってたまるもんか!』って思うのでしょう。興味のない単語を何度も何度も紙に書いて覚えようとするよりよっぽど記憶に長く残る、効率的な勉強法です。

 また、外国語学部の大学の教授に話があって会いに行く時には必ず、その先生の教えている言語でまず、私が教授に言いたいこと&教授がおそらく私に言うであろう単語・表現を全て調べて、頭の中で対話文を作り、何度も何度もリハーサルをしてから教授のところに会いに言ったものでした。(ちなみに、私は大学生の時のドイツ語が主専攻、中国語とスペイン語が副専攻でした。)

 

5. ニュースは外国語で読む/見る

 私は一日に何度かスマホでニュースをチェックするのですが、ニュースはなるべく外国語で読むようにしています。これも、アプリストアで、『ニュース』と言う言葉をあなたの勉強している言語で検索バーに入力すると、その言語で書かれたニュースが読めるアプリが見つかるかと思います。または、もしあなたがすでに外国の新聞社の名前やニュース番組の名前を知っているのであれば、その名前をそのまま検索するとヒットすることもあるでしょう。例えば、あなたが英語を勉強しているのであれば、検索画面にBBCと入力することにより、BBCの記事が読めるアプリがたくさん見つかります。

 これはアプリに限った話ではなく、YouTubePodcast(ポッドキャスト)でも同じです。YouTubeの検索バーにBBCと入力すれば、BBCYouTube上で公開しているチャンネルや動画がいくつもヒットします。

 

6. 語学学習アプリを隙間時間に活用

 アプリの話が出てきたので、今度は携帯やタブレット端末にインストールできるアプリです。使うか使わないかはおいておいて、オススメは一つか二つぐらい語学学習アプリをインストールしておくことです。それから、できればそれプラス、辞書アプリを入れておくと、便利です。

 スマートフォンを持っている人は大抵どこに行くにもスマホを持ち歩くと思います。なので、待ち合わせ場所に少し早めに到着してしまった時や、電車を待っている時、何かの順番待ちをしている時など、空いた時間にスマホをササッと取り出して、外国語のフレーズ3つ4つ覚えてしまうことができます。

 私自身はと言うと、前述の、ニュースが外国語で読めるアプリと、単語練習アプリを入れています。私の入れている単語練習アプリは、本当に基本的なもので、おもて面に問題、裏面に答えを自分で入力して、アプリが定期的にランダムに出題してくれるようになっているものです。

 上記3番の『目に入ってくるものを全て外国語で言う』を実践していると、知らない単語や表現がいっぱい見つかるはずです。そこで、私はそういった自分のまだ知らない単語・表現を手の甲にボールペンで書いたり、スマートウォッチのメモ帳に書いておいて、あとで辞書で調べるんです。そしてスマホの単語練習アプリに自分で入力するようにしています。で、この私の持っている単語練習アプリは毎日やらないと単語カードがどんどん溜まっていってしまう設定になっているので、私はこの単語練習アプリだけはよっぽどのことがない限り必ず毎日開いてその日の分の単語カードは消化するようにしています。

 と言うわけで、あなたのスマホに、語学学習アプリがまだ一つも入っていないと言う方は、1つ入れておくことをお勧めします。写真や絵を見て、それに当てはまる単語を探すタイプの単語練習アプリ、単語を並び替えて正しい文を作る文法練習アプリ、外国語の記事に日本語訳が付いていて、読みながら意味を確認できる読み物系のアプリ、ゲーム感覚で遊びながら外国語が練習できるアプリなど、無料のアプリでも、かなりクオリティーの高い物があります。隙間時間に活躍すること間違いなしです。

 

. 外国語の漫画や雑誌

フレーズブックなどをトイレに置いておく

 最後はトイレに入っている時間を活用するです。私は自宅のトイレには何も持たずに入ってしまうことが多いのですが、いざトイレに入ってしまうと予想以上に用を足すのに時間がかかってしまうことが多々あります。そんな時、以前は『あ〜、この時間にフレーズの3、4個くらい暗記できたのに〜!』と後悔してしまうことがありました。

 そこで、トイレに小さいフレーズブックを置いておくことにしたんです。ポイントはフレーズブックや、外国語の4コマ漫画のようなもので、用が足し終わったと同時に閉じても、本の続きが気にならないようなものがお勧めです。その理由は、内容が長いものをトイレに置いておいてしまうと、本の内容に没頭してしまい、トイレに必要以上に長居をしてしまうからです。そうなると家族に迷惑がかかりますし、腰痛の元になるので、サッと開いて、パッと読めて、スッとあったところに戻せるようなものが最適です。

 例えば毎日用を足す時に、2つずつフレーズをマスターしていけば、一年後、365日経った時にはフレーズを700個以上マスターすることになりますので、そう考えると結構その効果は大きいのではないでしょうか?

 

まとめ:

 以上の7つが私の行っている外国語の勉強法です。改めてこうみてみると、『本当に学習教材は開いてないな〜』と言うのを実感しました。正直なところを言うと、本当ならば、ちょっとくらいは教科書やワークブックを開いて多少時間を費やしたいのですが、今の現状ではなかなかそれを行うのが難しいです。かといって、上記の7つの勉強法で、語学学習の効果が得られていないかと言うと、そうでもないようです。むしろ、この半年の間に、知人と外国語で会話をしていたら『あれ?また腕を上げましたね!』と三度も言われてました。

 まあ考えてみると、毎日これらの勉強法で外国語を勉強した場合、時間に換算すると私の場合は4〜5時間は何らかの方法で外国語を勉強しているわけなので、結構な量になるはずです。

 『英語が話せるようになりたいけど、勉強している時間がない!』と言うビジネスマンの方、『中国語や韓国語が話せるようになりたいけど、家事が忙しくて...』と言う主婦の方、『患者さんと意思の疎通をするので、スペイン語ポルトガル語が話せたらな〜...って思ってるけど、勤務時間が不規則だから語学教室に通えない』と言う医療機関でお仕事をしているあなた、私の『忙しくても毎日続けられる語学学習 7つのメソッド』を参考にしていただければ幸いです。どれか一つでもいいのでぜひ試してみていただければと思います。

 

クイズの答え:

 さあ、それでは『アメリカ合衆国公用語はいくつあるか?』と言うクイズの答えです。実はアメリカ合衆国には国語や公用語と言われる言語は制定されていません。と言う訳で、正解は1番の0個が正解でした。

 アメリカ合衆国には国が定めている国語がないので、街や地域によっては、商店の看板や公共機関のパンフレットなどだけでなく、交通標識までも英語ではなくスペイン語や中国語、フランス語、ドイツ語の地域があります。ただ、州によっては英語を『州の公用語』として定めている州もあり、また事実上は英語が国語のような役割を果たしています。ご存知でしたか?アメリカ合衆国には国語がないんです。