ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

試してわかった!1番ベストな家庭での英語教育法

 我が家では、自分の子供たちに色々な方法で英語、中国語、スペイン語を教えています。子供たちが生まれた時から今に至るまで色々な方法を試してみました。そこで今日は実際に試してみた方法に対する感想をみなさまとシェアさせていただこうと思い書かせていただきました。

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 『普段から子供達に外国語で話しかける』ということはしているのですが、今回は、それ以外の方法についてです。つまり、『自分たちの子供に対して行っているレッスン』にマトを絞って書かせていただきました。ちなみに、長女は来年度の春から中学3年生、次女は新小学3年生になります。

 

方法①小学生の英会話レッスンぽい感じのレッスン:

 ターゲットとなっている単語や表現を練習した後に、カードを使ってカルタゲームやジェスチャーゲームなどをする、キッズ英会話スクールであるパターンです。私自身が英会話教室に勤めていたり、小学校の英語の補助員だった経験があるので、小学生向けの英会話レッスンをしばらく試していました。

 

感想;

 レッスンを行う方(つまり、わたし)が大変でした。ほぼ毎日、1日1言語のレッスンを10〜15分程度やっていました。カードやプリント類は自分で作成、子供達が飽きないようにゲームを工夫したり...と、語学レッスン、家事、自分の仕事...と全てこなすのはさすがに厳しかったです。継続してではありませんが、それを合計で数年間は続けました。で、自分でも根性あったなと思っています。

 これから『自宅でキッズ英会話レッスンを自分の子供達にやってみよう!』とお考えの方、もし毎日で考えているのであれば、さすがにきついかもしれませんね。時間がかかるので、継続して行うにはかなり大変になるかもしれません。ただ、教育熱心な専業主婦・専業主夫の方ならお勧めです。自分の子供の語学の成長が日々確認できるので、そう言った面では達成感があります。

 

方法②外国語の歌を一緒に歌う:

 タイトルのまんまです。我が家はみんなカラオケが好きなので、外国語で歌が歌えれば楽しいかなと思って数ヶ月間やってみました。

 

感想;

 こちらも意外と準備がけっこう大変です。ノリのいい曲で、歌詞が年齢相応、知っていて役に立つ単語・表現が使われていて歌いやすい曲を選ぶ。さらに、せっかく練習して覚えても、カラオケボックスに行ってその曲が選曲リストになかったら残念。なので、カラオケの選曲リストに載っていそうな曲で、歌詞が入手可能な曲を選ぶ。で、実際に歌を使って教える前に、曲をまず自分でマスター。そして、子供達に教える...

 ね?私がコリすぎなのでしょうか?適切な曲を選ぶのに思いのほか時間がかかってしまい、こちらも英語、中国語、スペイン語でそれぞれ3曲ほど練習して、燃え尽きてしまいました。

 私はあまり音楽に詳しくないのですが、楽器を演奏しながら歌が歌えるパパ・ママは、ピアノやギターなどの楽器を演奏しながら、お子さんと外国語の歌を歌えますので、楽器が演奏できるパパ・ママは良い語学レッスンの方法かもしれませんね。

 

方法③外国語の本を一緒に音読:

 こちらもタイトルのまんまです。最終的に我が家は現在この方法が主流です。アマゾンで『絵本』や『読み物』『バイリンガル』子供などのキーワードを入れると子供向けの外国語の絵本がヒットします。私の場合は、それのキンドル版を購入して、子供達に私と一緒に音読させています。

 

感想;

 この方法が色々やった中で、私的には一番やりやすく、また準備も比較的に時間を取らないので継続しやすいです。アマゾンには色々なレベルの外国語の本がKindleのダウンロード版で購入できます。中国語の絵本などであれば、小さなお子さんや外国人向けにピンイン(日本語でいうルビみたいなもの)がふられているものもたくさんあり、発音のわからない漢字があってもピンインですぐに確認することができてとても便利です。

 キンドル本の多くが、はじめの数ページ分はサンプルとして無料で読めますので、『この本ならレベル的にも大丈夫かな〜』とか『面白そうかな〜』という本を選びます。で、『試し読み』か『無料サンプルを送信』をクリックしてサンプルを読み、気に入ったら購入。中には無料でまるまる一冊読めるものもあります。

 我が家の場合は、まず、物語を一度読み聞かせた後、1文づつ日本語で大まかな意味を確認してから音読の練習に移ります。私が意外だと感じたのは、我が家の子供達は、本文を日本語に訳すのがクイズみたいな感覚でおもしろいようです。あと、はじめのうちは『音読だけだから、自分たちオリジナルの文を組み立てる練習にはならないかな〜』と心配していました。ところが、子供たちは物語の中に出てきた表現を丸暗記して、それをそのまま実際の会話に使ったりもするのですが、単語を入れ変えて自分たちでオリジナルの文を作ったりもできるようになっているんです。 

 

まとめ:

 ご家庭でのバイリンガル/マルチリンガル教育の方法、色々あると思いますが、ポイントはどれだけ長く続けられるかが大事になってきます。で、私自身、色々とカードを作ったり、外国語でストーリーを書いたりしてみました。しかし、どれも長続きさせることがなかなかできませんでした。準備に時間がかかり過ぎてしまい、時間的余裕がなくなってきてしまったからです。

 しかし、音読だけは例外でした。音読は準備にそれほど時間や手間がかかりませんので、教える方にとって負担になりません。その一方で、子供達はというと、物語で英語や中国語、スペイン語を練習しているので、『この続きはどうなるのだろう!』と、飽きないようです。我が家の子供達&私にとって、音読は比較的つづけやすい家庭でのバイリンガル/マルチリンガル教育方法、ベストな方法になっています。

 パパ/ママが費やせる時間やお子様の年齢、語学レベルなど、状況はそれぞれだと思いますが、音読によるお子様への語学教育法、ベストチョイスのうちの一つに間違いないことを保証いたします。もし『自分たちで、自分の子供達に英会話を教えよう!』とか、『家庭で子供をバイリンガル/マルチリンガルに育てるにはどういう方法があるのかな?』などと語学教育の方法をお探しのお父さま、お母さま、ぜひ試してみてください。

 以上です。この記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。