ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

『歩いて?電車で?』を英・中・西・独・葡の6ヶ国語で

 みなさんは電動スクーターって知っていますか?

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 ↑こう言うやつです。って違います。こっち↓でした。

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『電動キックボード』と呼ばれることもある乗り物です。現在の日本の法律では、公道で誰でも気軽にこれを運転すると言うわけにはいかないそうです。原動機付自転車(原付)と同じ扱いになるので、免許やヘルメット、ナンバープレート、バックミラー、自賠責保険への加入などが必要です。

 しかし、現在アメリカやフランス、ドイツ、スペインなど欧米諸国などでは、とても流行しているそうです。アプリを使って、レンタルし、しかも乗り捨てまで出来るそうです。回収用のトラックが巡回していて、乗り捨てられた電動キックボードは、回収用のトラックにまとめて回収されるらしいです。電動スクーターは場所を取らないので、街中などの移動手段として気軽に利用でき、レンタル料金もお手頃価格。また排気ガスも出ないので、今大ブームだとか。その一方で、歩行者との衝突事故や、転倒事故などで大怪我をする人も多く、課題も残されているそうですが…

 さて、と言うわけで、今日は移動手段について、重要な表現を英語・中国語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語でご紹介いたします。前回は『ここから__までは、どのくらいの距離がありますか?』と言う表現でした。目的地までのおよその距離がわかったところで、今度は『どの様にそこに行くか』を決めて参りましょう。次回は『ここからOOまで、どのくらいの時間がかかりますか?』と言う表現をご紹介する予定なのですが、その表現と一緒に使えば、目的地までさらにスムーズに移動できるようになります。

 また、外国人観光客に道案内をする時にも今日のフレーズと次回のフレーズを組み合わせて使えば、より一層的確な道案内ができ、感謝されること間違いなし!と言うわけで、今日も張り切って参りましょう!

 

第17回目:今日のフレーズは:

『歩いて・自転車で・

車で・タクシーで・

バスで・電車で・

地下鉄で』

(aruite/jitensha de/

kuruma de/takushī de/

basu de/densha de/

chikatetsu de)

です。

 導入で、電動スクーターの話をしたのですが、今回は『電動スクーターで』と言う表現は省かせていただきました。日本では電動スクーターを移動手段として使うことはまだ一般的ではないので。

 ちなみに、このブログでご紹介させていただいている英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語の表現は、まず私が日本語でフレーズを考えます。そして、それを自分で訳してみます。で、ネイティブの知人や友人に聞いてみたり、中国語は私の家内が中国人なので、家内に確認してもらってます。

 あと、Udemy と言うオンラインレッスンのサイトがあるのですが、私もそこでよくレッスンを受講してます。で、レッスン中にネイティブの先生に確認してもらったりしてます。なので、訳文はネイティブお墨付きの表現です。安心して使っていただけます。ただし、録音の音声は日本人である私の声なので、参考程度にしておいてくださいね。なので、もしネイティブの方で、『私録音やってあげるわよ~』と言う親切な方がいらっしゃいましたら、一言声をかけていただけるとありがたいです。

 

英語:

on foot(歩いて)by bike(自転車で)

by car(車で)by taxi(タクシーで)

by bus(バスで)by train(電車で)

by subway(地下鉄で)

解説:『歩いて』とか、『徒歩で』と言う場合には、『on』を使うのですが、それ以外は前置詞の『by』を使います。英語で『bike』と言うと、日本語のオートバイのことを指すこともあるのですが、基本的には『自転車』のことになります。また、この『(乗り物)で』と言う表現は決まり文句なので、『by a bike』とか、『by a car』などの様に冠詞の『a』や『an』はいりません。

 

中国語:

走路(歩いて)·骑自行车(自転車で)·

开车(車で)·坐出租车(タクシーで)·

坐公共汽车(バスで)·坐火车(電車で)·

坐地铁(地下鉄で)』

(zǒu lù/qí zì xíng chē/

kāi chē/zuò chū zū chē/

zuò gōng gòng qì chē/zuò huǒ chē/

zuò dì tiě)

解説:基本は『坐+(交通手段)』になります。ただ、『坐』と言う漢字の意味が『座る』とか、『乗り物に乗る』と言う意味なので、自分で運転する場合は『开+乗り物』になります。なので、『電車で行く』と言う場合でも、もしあなたが電車の運転手さんで、あなたの運転でその場所に行くのであれば、『开火』となります。なので、上の『开』は、『話し手が自分で運転して』と言う意味になります。誰か他の人の運転でと言う場合は、『坐』になります。

 ただ、またいで乗るもの(例えば、自転車やバイク、馬やラクダなど)の交通手段を使う場合は『+(交通手段)』、『歩いて』と言う場合は『走路』と言う表現を使います。

 

スペイン語

a pie(歩いて)en bicicleta(自転車で)

en coche(車で)en taxi(タクシーで)

en autobús(バスで)en tren(電車で)

en metro(地下鉄で)

解説: 

解説:『歩いて』とか、『徒歩で』と言う場合には、『a』を使います。それ以外は前置詞の『en』を使います。英語の場合と同じで、『1台の』と言う意味の『un』や『una』はいりません。

 

 

ドイツ語:

zu Fuß(歩いて)mit dem Fahrrad(自転車で)

mit dem Auto(車で)mit dem Taxi(タクシーで)

mit dem Bus(バスで)mit dem Zug(電車で)

mit der U-Bahn(地下鉄で)

解説:『歩いて』とか、『徒歩で』と言う場合には、『zu』と言う前置詞を使います。『ßこの文字は『エスツェット』と呼ばれている文字で、英語の濁らない『S』、日本語の『ス』みたいな発音だと思っていただければOKです。

 『zu Fuß(歩いて)』と言う表現以外は前置詞の『mit』を使います。英語で言う、『with(~と)』の様な前置詞です。

 英語やスペイン語では冠詞の『a』や『the』を使わないのですが、ドイツ語では英語の『the』にあたる『dem』や『der』を使います。ちなみに、ドイツ語を勉強されている方はわかるかもしれませんが、この『dem』や『der』は定冠詞の3格の形です。『mit』が3格支配の前置詞なので。

 

ポルトガル語

a pé(歩いて)de bicicleta(自転車で)

de carro(車で)de táxi(タクシーで)

de autocarro(バスで)de comboio(電車で)

de metro(地下鉄で)

解説:なんとなくスペイン語と似ているのですが、何かしらいつも微妙に違いますね…って全く同じだったら、同じ言語ってことになっちゃうんですが。ポルトガル語スペイン語同様、『歩いて』とか、『徒歩で』と言う場合には、『a』と言う前置詞を使います。ただ、それ以外の交通手段はスペイン語とは違って『de + (交通手段)』になります。

 あと、ブラジルのポルトガル語では『バスで』は『de ônibus』、『電車で』は『de trem』、『地下鉄で』は『de metrô』となります。スペイン語や英語と同様、『1台の』と言う意味の『um』や『uma』はいりません。

 

あとがき:

 はい、と言うわけで、前回は『ここからOOまでは、どのくらいの距離がありますか?』と言う表現をご紹介させていただいたので、今日は、『どの様な交通手段で』と言う言い方をご紹介させていただきました。これは、次回ご紹介させていただく、『ここからOOまで行くにはどのくらい時間がかかりますか?』と言う表現と一緒に使っていただくこともできますし、誰かに『OOに行ってください。』と言われた時に、『歩いて?』とか、『地下鉄で?』などと、これだけで使うこともできるとても便利な表現です。日本に来ている外国人観光客に、目的地までの行き方を説明するために絶対に必要な表現です。

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 それでは、また次号でお会いできることを楽しみにしております。今日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。