みなさんはゴーヤはお好きですか?別名『苦瓜/にがうり』とも言われているやつです。ツルをどんどんと張って成長してくれるので、夏の暑い時期には日よけとしてプランターに植えると、暑さ対策になりますよね。育てている方も多のではないでしょうか。でも育ったゴーヤの方はと言うと、『苦味が強くて苦手。』また、調理方法も『ゴーヤチャンプルしかわからない』と言う方が多いようです。
我が家もゴーヤの苗を4本植えたら、あら大変!今では毎週の様にゴーヤが10本とか20本とか取れるんです。我が家は全員ゴーヤが好きなので、食べるといえば食べるのですが、それでもやはり、このペースでポンポンとゴーヤがなってしまっては消化しきれない!
そこで、ゴーヤ茶を作ってみたんです。
と言うわけで、今日はゴーヤ茶の作り方とゴーヤ茶の効能をご紹介させていただけたらと思い、書かせていただきました。夏バテにも予防効果がある様なので、ぜひ家庭菜園などで育てたゴーヤをお茶にして、この暑い夏を乗り切っていただければと思います。『日除け対策』&『お茶』だけではなく、ダイエットにも効くそうです。
ゴーヤ茶の作り方:
それではまず、ゴーヤ茶の作り方からです。
①下の写真の様に、まずゴーヤを半分に切って、スプーンなどでタネの部分と果肉の部分に分けます。
注意:種子は捨てずにとっておきます。ゴーヤの種子にはリノレン酸が豊富に含まれていて、脂肪燃焼効果があるので、ダイエット効果があるそうです。
②果肉の部分は1ミリぐらいの厚さにスライスします。また、タネの周りについているスポンジ状のものは取って捨ててしまいます。そしたら、下の写真の様に↓スライスしたゴーヤと種子はザルなどに広げて日干しします。天気の良い夏の日であれば、1〜2日で十分です。
その際、下の写真の様に↓鳥や虫にゴーヤを食べられてしまわない様に、ガーゼを被せます。
③直射日光の当たる場所で1日、日干ししたゴーヤとゴーヤの種を弱火でゆっくりと煎ります↓。
焦がさない様に、ゆっくりと、弱火で煎ります。煎り加減は、乾燥したゴーヤが下の写真の様な色合いになったら出来上がりです↓。
④最後は、急須(きゅうす)や一番上の写真の様なコーヒーメーカー(?)、ティーメーカー(?)に煎じたゴーヤとゴーヤのタネを入れて、熱湯を注ぎ、ゴーヤの成分をお湯の中に抽出します。待つこと5分程度です。
⑤あとはできたゴーヤ茶をコップに注いで美味しくお召し上がれ!普通サイズのゴーヤ2本から、コーヒーカップ4杯分ほどのお茶ができます。
ゴーヤ茶のお味は?
すこし苦めの麦茶かほうじ茶みたいな味です。ゴーヤは種子の周りにあるワタ状の物体が苦いので、そこを取り除いてしまえば、『ひゃ〜、にがすぎ〜!』って言うほどは苦い訳ではありません。
ゴーヤ茶の効能は?
①夏バテ予防の効果:ゴーヤ1本には、レモンの約2個分のビタミンCが含まれています。また、βカロチンやビタミン、ミネラルも豊富に含まれているので、夏バテに対する予防効果があると言われています。
②糖尿病予防の効果:ゴーヤに含まれる植物インスリンと言う物質が、人間の体内の血糖値を安定させる働きがあるため、糖尿病予防の効果があるそうです。
③美肌効果:上記の①でも書いた通り、ゴーヤには体に良いビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。そのため美肌効果も!
④お腹の調子を整える効果:ゴーヤの苦味の成分モモルデジンには整腸作用があります。種子ごと煎ってゴーヤ茶にすることにより、お腹の調子を整える効果が期待できます。
⑤ダイエット効果:ゴーヤのカロリーは1本50キロカロリー程度。きゅうり1本と同じくらいです。また、食後の血糖値上昇の度合いを示すGI値(グリセミック指数/Glycemic Index)が24と、野菜の中でもかなり低い数値を示しています。GI値の低い食品ほど、血糖値の急激な上昇を抑えます。つまり、GI値の低い食品は太りにくい食品ということ。さらにゴーヤの種子にはリノレン酸が豊富に含まれているので、脂肪燃焼効果も見込め、ダイエット効果があるんです。
まとめ;
ゴーヤ茶にはこんなにたくさんの効能があるんですね。簡単に作れて、味も苦くなく美味しく飲めるゴーヤ茶、ぜひみなさんも一度試してみてください。