ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

スペイン語のレッスン No. 16 : 【¡Viva (ビーバー)!(動詞の活用、直説法現在 -ir動詞)】

 さあ、前回、前々回とスペイン語『(誰々)はOOをします。』『(誰々)はOOをしています。』という表現を練習してきました。今日は最後の1つ、語尾が『-ir』で終わっている動詞を見ていきましょう。

 スペイン語の動詞で不定形が『-ir』で終わっているものの代表的なものには『書く』や『住む/生きる』、『受け取る』、『開ける』、『出席する/参加する』などがあります。

 ちなみにこれから練習する語尾が『-ir』で終わるスペイン語の動詞の中に『生きる』や『住む』と言う意味の『vivir (ビビール)』と言う動詞があります。

 私の住んでいる町には『ビバホーム』と言うホームセンターがあるのですが、この『ビバホーム』の『ビバ』や、『万歳!』と言う意味でよく使われる『ビーバー!』と言う表現も実はスペイン語(やイタリア語)で『生きる』と言う意味の『vivir (イタリア語では vivire )』の変化した形なんです。

 タイトルを見て『えっ!ジャスティン・ビーバー!?』と思った方やジャスティン・ビーバーさんのファンの方、この課はジャスティンビーバーさんとは一切関係ないので、ご了承ください。

 はい、と言うわけで『ビバ』の話が出たので、実際に『vivir (生きる/住む)』を例にとって見て見ましょう。ちなみに

『私は生きています』

『君は生きています』

『彼は生きています』...

『君は生きています』ってそんなこと一体誰が誰に向かって言うんでしょうか。むかし何かの漫画で『お前はすでに死んでいる!』って言う捨て台詞がある格闘ものマンガ(確か"北斗の拳"かなにか?)がありましたが、ちょっとゾンビと話をしてるんじゃないんだし。もっと自然は日本語の『住んでいます』にさせていただきました。

 

 

 まあ『住んでいます』もそれだけだと意味不明の文なんですが、『en + 場所』で、『(場所)に』と言う意味になるので、例えば『マドリードに住んでいます』とか『大学の寮に住んでいます』、『公園に住んでいます』などと言うことができます。

 話がだいぶ脱線してしまいましたが、それでは実際に変化を見て見ましょう。

 

-ir動詞 "vivir(住んでいる)"の変化↓

vivir (生きる/住む)

私は住んでいます→

vivo

私達は住んでいます→

vivimos

君は住んでいます→

vives

君達は住んでいます→

vivís

/彼女/それは

住んでいます→

vive

彼ら/彼女ら/それらは

住んでいます→

viven

 

それでは、『-ar動詞』『-er動詞』『-ir動詞』の語尾だけをそれぞれみてみましょう↓

-ar動詞の変化↓

 これまた"-ir" 動詞の変化は妙に "-er" 動詞に似ていますね。比較までに『-ar』『-er』『-ir』動詞の直説法現在変化の表に全員出てきていただきましょう!

-ar (__する)

私は__します→

-o

私達は__します→

-amos

君は__します→

-as

君達は__します→

-áis

/彼女/それは

__します→

-a

彼ら/彼女ら/それらは

__します→

-an

 

-er動詞の変化↓

-er (__する)

私は__します→

-o

私達は__します→

-emos

君は__します→

-es

君達は__します→

-éis

/彼女/それは

__します→

-e

彼ら/彼女ら/それらは

__します→

-en

 

-ir動詞の変化↓

-ir (__する)

私は__します→

-o

私達は__します→

-imos

君は__します→

-es

君達は__します→

-ís

/彼女/それは

__します→

-e

彼ら/彼女ら/それらは

__します→

-en

 

 比較して見てみると、三つの種類の動詞に共通するのは主語が『私は』の時全て語尾が『-o』で終わっていますね。逆に主語が『私たちは』と『君たちは』の時は全部違います。

 

 

 まあ何はともあれ、『習うより慣れろ』、動画を見てとにかく反復練習をして体で覚えてしまいましょう。


10分スペイン語会話 第16課:『私は手紙を書いているんです。』(スペイン語講座 入門・初級 編)"直説法現在ir動詞"

このブログ及び動画の内容は Udemy という有名なオンライン学習プラットホームのスペイン語のネイティブスピーカーのアドバイス&確認を受けながら作成しています。スペイン語のネイティブ講師によるオンラインレッスンに興味のあるお方はぜひ見てみてください。

 

スペイン語を上手に話すためのコツ:

 私がスペイン語を習い始めたのが21歳だったか22歳ごろからでした。それ以来ほぼ毎日欠かさずスペイン語の勉強を続けているので、スペイン語とのお付き合いももう長いこと20年近く経ちますが、実はいまだに『-er』動詞と『-ir』動詞の語尾が『あれ?』って混乱してしまうことがまれにあります。

 実は後の課で出てくる『直説法点過去』という時制があるんですが、それの『-er』動詞と『-ir』動詞の変化が今勉強している『直説法現在』の変化と同じな様で同じでないので私は今だに混乱してしまうんです。でもご安心ください、動詞の変化を多少間違えたくらいで『取り返しのつかなくなってしまうミスコミュニケーションが起きてしまった!』ということは今だに一度も経験したことはないので、そこまで神経質になる必要は一切ないかと思います。あくまで私の意見なのですが、言語とはあくまで気持ちをお互いに伝え合うためのツールなので、『伝えたい』『分かりたい』という気持ちがあれば多少間違えても大丈夫でしょう。

 さらに外国語を話すことにある程度慣れてくると、逆に文法とか深く考えないで話した方が自然に話せる様になってきます。自転車に乗る時と似ているかもしれませんが、『えっと、右足を踏み下ろしたら左足をあげて、ブレーキをかける時は...』などと考えながら自転車に乗っているとぎこちなくなって、ころんでしまいませんか?語学も同じ、なんども話しているうちに自然とそれが出てくるようになりますので、さあ!とにかく一心不乱に反復練習頑張りましょう!

 

動画内で出てきた単語・表現

-escribir una carta---手紙を書く
-vivir en Estados Unidos---アメリカに住む
-recibir un regalo---プレゼントを受け取る
-abrir la ventana---窓を開ける
-asistir a una fiesta---パーティーに参加する

 

まとめ

 今日は動詞の語尾が "-ir" で終わる動詞の現在形(厳密に言うと"直説法現在"と言うもの)を練習しました。これで語尾の観点でいうと3種類あるスペイン語の動詞の現在形(厳密に言うと直説法現在)全てをカバーしました。それ以外にも不規則な動詞もあるのですが、不規則動詞はまた後日一つ一つ練習して行きましょう。

 さて、次回は『私はOO年間__をしています。』と言う表現を練習してみましょう。英語では『have + 過去分詞』と言う構造を使わなければいけないので、過去分詞(eat-ate-eatenなど)の形を練習する必要があるのですが、スペイン語は今まで練習してきた直説法現在で大丈夫です。次回の表現をマスターすると、例えばスペイン語で『スペイン語がお上手ですね。どのくらい勉強しているんですか?』などと聞かれたときに『私はスペイン語をOO間勉強しています。』などと言えるようになります。

 今日は以上です。最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

 

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