前回からスペイン語の動詞の現在形をやっています。スペイン語での『(誰々)はOOをします。』『(誰々)はOOをしています。』という表現です。で、特に前回は『-ar』動詞と呼ばれている物に重点を置いて練習しました。今日は語尾が『-er』で終わっている動詞の練習をして見ましょう。
スペイン語の動詞で不定形(辞書の見出しに載っている形。英語で言う『動詞の原形』。)が『-er』で終わっているものの代表的なものには『comer(食べる)』や『beber(飲む)』、『leer(読む)』や『comprender(分かる)』などがあります。実際に『comer(食べる)』を例にとって見て見ましょう。
例:
comer (食べる) |
|||
私は食べます→ |
como |
私達は食べます→ |
comemos |
君は食べます→ |
comes |
君達は食べます→ |
coméis |
彼/彼女/それは 食べます→ |
come |
彼ら/彼女ら/それらは 食べます→ |
comen |
"-er" 動詞も "-ar" 動詞に似ています。しかし、完全に同じなら楽なんですが、似ている様で似ていない箇所もあるので、スペイン語のこの動詞の変化というやつは、とにかくひたすら練習して覚えるしかありません。まあでも先日もお話しした通り、何度も口に出して練習していくうちに、頭でいちいち考えなくても、自然と正しい変化形が口から出て来る様になりますので、ご安心ください。『習うより慣れろ!』スペイン語にすると『Marchando se aprende el oficio. 』直訳すると『歩くことによって仕事が身につく』でしょうか。ちなみにこの『aprende』もこれから練習する『-er動詞』の一つです。『aprender(習う、勉強する)』の変化したものです。
それではまず、動画を見て解説を聞き、スピーキングの練習をして見ましょう。
10分スペイン語会話 第15課:『あなたわかりますか?』(スペイン語講座 入門・初級 編) "直説法現在er動詞"
私自身オンライン外国語教室のスペイン語の講師なんですが、ネイティブではありません。なので、このブログ及び動画の内容はちゃんとスペイン語のネイティブスピーカーのアドバイス&確認を受けながら作成しています。もしスペイン語ネイティブの講師によるオンラインスペイン語レッスンにご興味のある方はぜひ私も利用しているサイトを試してみてください。総合オンライン習い事サイトで、業界ではとても有名で信頼できるサイトです→Udemy
文法
前回同様、この動画内で練習しているのは文法用語で『直説法現在』と言われるものです。名前は頭の片隅に置いておく程度で大丈夫です。
で、動詞の語尾が "-er" で終わる規則動詞の変化は
-er (__する) |
|||
私は__します→ |
-o |
私達は__します→ |
-emos |
君は__します→ |
-es |
君達は__します→ |
-éis |
彼/彼女/それは __します→ |
-e |
彼ら/彼女ら/それらは __します→ |
-en |
です。なので、もう一度 "comer(食べる)" の変化を表↓で見てみると、こんな感じになります。
comer (食べる) |
|||
私は食べます→ |
como |
私達は食べます→ |
comemos |
君は食べます→ |
comes |
君達は食べます→ |
coméis |
彼/彼女/それは 食べます→ |
come |
彼ら/彼女ら/それらは 食べます→ |
comen |
不規則動詞を除いては、基本は語尾が変化するだけです。
参考までに動詞の語尾が "-ar" で終わる規則動詞の変化表も。
-ar (__する) |
|||
私は__します→ |
-o |
私達は__します→ |
-amos |
君は__します→ |
-as |
君達は__します→ |
-áis |
彼/彼女/それは __します→ |
-a |
彼ら/彼女ら/それらは __します→ |
-an |
ポイント:
1. 『私は__します』は『-ar』動詞と同じく語尾が『-o』。
2. それ以外は、『a』の代わりに『e』になるだけ。
否定文の作り方:
否定文『__しません。』と表現するのであれば、前回練習した『-ar』動詞と同じく、動詞の直前に "no" を入れればいいだけです。
例:
Comprendo. (私は分かりますよ。)
→ No comprendo. (私はわかりません。)
疑問文の作り方:
疑問文『__しますか?』も『-ar』動詞と同じで、
1. 疑問文にする部分を ¿ と ? で挟み、
2. 文末のイントネーションをあげるだけです。
例:
Comprendo. ⤵︎ (私は分かりますよ。)
→ ¿Comprendes?⤴︎ (君、分かる?)
動詞の変化の覚え方:
ヨーロッパの言語の多くは、スペイン語の動詞みたいに『誰がその動作をするのか?』によって語尾が変化する言語がたくさんあります。で、よく『どうやって覚えるのが一番効果的ですか?』と聞かれるのですが、私個人としては動画でも行っているように、とにかくリズミカルに『yo como, tú comes, él come, nosotros comemos, vosotros coméis, ellos comen』と実際に口を動かして練習するのが一番効果的に感じます。
練習の仕方のポイントは、人称代名詞(私、君、彼、私たち...)もつけて一緒に練習することと、もし実際に声に出して練習できるのであれば、声に出すのがベストです。もし声に出すのが無理な場合は、口パクで練習するようにしています。
人称代名詞をつけて練習する理由は、人称代名詞をつけて練習した方が、私の場合は『誰がそのアクションをするのか』が連想しやすいからです。
余談になりますが、昔、通勤中に、よく口パクでスペイン語の動詞の変化の練習をしていました。そしたらある日、周りの人に『この人何やってるんだろう?』みたいな顔で見られてしまいました。シャドーイングの練習ではなく、ただたんに動詞の変化の練習だったので、イヤホンも何もしていない状態でした。なので口をパクパク動かしていただけなので、確かに怪しい人と思われても仕方がありませんでしたね(^_^;) 。
動画内で出てきた単語・表現
-aprender piano---ピアノを習う
-beber leche---牛乳/ミルクを飲む
-comer pescado---魚を食べる
-leer un libro---本を読む
-comprender el arte---芸術がわかる
-vender flores---花を売る
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まとめ
今日は動詞の語尾が "-er" で終わる動詞の現在形(厳密に言うと"直説法現在"と言うもの)を練習しました。次回は3種類あるスペイン語の動詞の最後、語尾が "-ir" で終わる動詞の直説法現在の変化の練習をしていきましょう。
スペイン語の動詞の変化を覚えるのは、大変かもしれませんが、私と一緒に口をパクパク動かせば怖いものなしです。一緒に頑張っていきましょう!次回も宜しくお願いします。
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