ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

モバイルルーターの受信感度が2倍になる!?と言う方法を検証してみた結果

 最近ではコロナの影響で在宅ワークやリモートワークをされている方が以前よりもだいぶ増えているようですね。それと同時にモバイルルーターの需要も増えているそうです。最近ではモバイルルーターも送受信速度がだいぶ高速化してきています。また通信料金も以前より安くなってきました。

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 そんな便利なモバイルルーター、私も仕事でお世話になっているんですが、私の住んでいる地域ではちょっと受信感度がいまいち。結果、通信速度も仕事で使うのにギリギリの速度かな〜程度しかでていませんでした。

 そこで、インターネットに載っていた『モバイルルーターの受信感度と速度を2倍に上げる方法』を試してみたので、どんな具合だったか報告させて頂こうと思います。

 

普通の状態で測定:

ちなみに、なんの細工もしないで、普通にモバイルルーターを測定場所に置いて測定してみたところ、

下り=8.4Mbps

上り=3.7Mbps

程度でした。5回測定したのですが、まあこれが平均値です。↓

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インターネットに載っていた『モバイルルーターの受信感度と通信速度を2倍にする方法』を試してみた:

皿型(パラボラ)アンテナを作る Part 1:

 ①まず半円形のものの内側にアルミホイルを貼ります。

 ②そして、その半円形の物体の前にモバイルルーターを置きます。

 ③そして、それを最寄りのモバイル通信の基地局の方向に向けて設置すると受信感度とスピードが2倍になる...

という記事があるサイトに載っていたので試してみました。

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↑こんな感じです。使用したものは近所の百円ショップで買ってきたプラスチック製のボウルです。それにアルミホイルを両面テープでつけて、モバイルルーターを三脚に針金で取り付けてみました。

 

結果:こちらも同じく5回測定したのですが、平均的な数値はこちら↓です。

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おおお!2倍とまではいきませんが、気持ち上りも下りもスピードが上がりました。

 

何もしない場合 vs 自家製プラスチックと銀紙で作ったパラボラアンテナ

  下り=8.4Mbps → 11.2Mbps

  上り=3.7Mbps → 5.5 Mbps

 

皿型(パラボラ)アンテナを作る Part 2:

 上記の実験の結果で、調子に乗ってしまった私は思いました、

『もっと大きいパラボラアンテナ(皿型アンテナ)を作れば、とんでもなくスピードが増すのではないか!』と。

 そこで、使わなくなった雨傘の内側にホームセンターで買ってきたアルミテープを貼り付けて、衛星放送の受信用のアンテナ程度の大きさのパラボラアンテナを自作してみました。こんな感じです↓

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みてください。超強力そうでしょ!

 

結果:はい、そしてこちらが数値の測定結果です↓同じく5回測定しました。

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なんじゃこりゃ!限りなく数値が0に近いじゃないか!スピードが下がりまくってる!!!

 

何もしない場合 vs 雨傘&アルミテープで作ったパラボラアンテナ

  下り=8.4Mbps → 0.1Mbps

  上り=3.7Mbps → 1.9 Mbps

傘の骨をビニールから取り外して、丁寧にアルミ箔テープを貼って、2時間かけて作ったパラボラアンテナなんです。自信作だったのに、数値は半減どころじゃありません。限りなく0に近づいてしまいました。

 

 皿型(パラボラ)アンテナを作る Part 3:

 Part 2 (雨傘&アルミ箔テープ)の実験でかなりショックを受けたのですが、もう一つ試してみたかった方法があります。それがこちら↓

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100円ショップで売っていた、アルミ製のボウル。

結果:そしてこちらが数値の測定結果です↓同じく5回測定しました。

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えええ!100円ショップで買ってきただけのアルミのボウルが一番電波の受信感度が高い!

 

何もしない場合 vs アルミ製のボウルのパラボラアンテナ

  下り=8.4Mbps → 14.7Mbps

  上り=3.7Mbps → 6.8 Mbps

あの2時間かけて作製した傘&アルミテープのパラボラアンテナは一体なんだったんでしょうか...

 

感想:

 インターネットに載っていた『簡単にモバイルルーターの信号の受信感度とスピードを2倍にする方法』みたいな記事を読んだ時は半信半疑でした。でも、実際に検証してみた結果、2倍とまではいきませんでしたが、アルミ製のボウルの前にモバイルルーターを設置した場合、確かに何もしない場合よりも2倍近い信号の感度を記録することができました。

 このようにアルミ製のボウルをモバイルルーターの前に置くことによって、飛んできた信号をモバイルルーターに集中させることができるという原理だそうです。太陽の光を虫眼鏡で集めて、光を一点に集中すると、その部分が熱くなるのと似ている感じですね。ただ、今回の実験でもご覧いただけるように、自作のパラボラアンテナがでかければでかいほど良いかというとそういうわけではないようです。また、アンテナを向ける方向が、モバイル信号の基地局と反対の方向を向いてしまうと逆効果になってしまうので、アンテナをむける方向も見極める必要がありますね。

 最終的にわたしは今はアルミ製のボウルを使っています...が、正直言って、劇的にスピードが速くなったという印象はありませ〜ん。ご興味のある方、『うちのモバイルルーターは感度が悪くて困る!』という方、この実験結果が参考になれば幸いです。

 最後まで読んでいただきましてありがとうございました。