ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

猫が発情期に突入したので避妊手術を施した

猫の避妊手術ってする必要があるのかな?

猫の避妊手術っていつしたらいいんだろう?

費用と流れはどうなっているんだろう?

 このページをお読みのあなた、猫ちゃんの避妊手術のことでこの様な情報をお探しじゃありませんか?我が家も先日、子猫のみみが避妊手術を受けました。私は今までに三匹の猫を飼った経験があるのですが、子猫を飼うのは久しぶりでした。そのため、いつ頃が避妊手術をすべき時期で、流れはどういった流れで、費用はどのくらいかかるのかなどすっかり忘れておりました。

 と言う訳で今日は、これから猫ちゃんを避妊手術に連れていくという方の参考にしていただければと思い、その時の流れや費用などを書かせていただこうと思います。

 

我が家の猫みみ

 我が家は去年の年末、猫の里親をマッチングしているサイトを通じて、メスの子猫を里親として迎え入れました。みみちゃんです↓

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 里親として迎え入れたのが12月の下旬で、こちらがまさに我が家にやって来たその日の写真です↓

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 保護された猫ちゃんで、正確な年齢はわかりません。我が家にやって来たときは、毛もまだ産毛(うぶげ)が残っておりました。やたらと甘噛みをしたり、甘えてくるので、仕草や大きさから判断しておそらく生後2ヶ月ぐらいの子猫の様に見えました。

 

避妊手術はいつおこなったら良いのか?

 答えから言うと、一般に猫の避妊手術は生後6ヶ月ぐらいが適した時期と言われている様です。しかし、我が家のみみは我が家にやって来て1ヶ月もしないうちに発情期に入った様なんです。その時の推定年齢は3ヶ月です。獣医さんも『あれ!まだ3ヶ月ぐらいですよね?』とびっくりしていました。なので、一般に言われている『避妊手術は生後6ヶ月ごろが適した時期』と言うのはあくまで目安だと思った方が良いでしょう。

 この下の『猫の避妊手術をするメリット』のところでもお話するのですが、発情しているのに避妊手術をしてあげないと、乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)ができてしまう可能性があります。でも、第1回目の発情期前までに避妊手術をしておくと、乳腺腫瘍の発生率がとても低くなるそうです。逆なことを言うと、第1期目の発情期を迎えてしまってから避妊手術をした場合、乳腺腫瘍の発生率が7倍になってしまうそうです。

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 我が家の場合は、みみのことをまだ子猫だと思っていたため、避妊手術が第2回目の発情期を迎えてからになってしまいました。

 

 と言うわけで、読者の皆さまも、愛猫ちゃんの避妊手術が遅れてしまうと大変です。そうならない様に、まず我が家のみみの発情のサインについてお話しますね。『うちの子も似ているかも?』と言う方は、なるべく早く獣医さんに診ていただくことをお勧めします。

 

猫の避妊手術をするメリット:

 ちなみに避妊手術や去勢手術は、子孫を残せなくしてしまう手術なので、猫ちゃんにはかわいそうなのですが、ペットとして飼われている以上しかたがありません。むしろ避妊手術(オスであれば去勢手術)をしない方が、猫ちゃんが病気になってしまうリスクが増します。厳密に言うと①避妊手術を行わないと、ホルモンの分泌により、乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)になって、死んでしまうこともあるそうです

 それから、去勢や避妊をしていないと、②パートナーを求めて飼い主さんの家から逃げ出し、事故にあってしまう可能性もあります。猫ちゃんの方も発情をしているのに欲求が満たされず、③精神的ストレスが溜まって、体調不良になってしまうそうです。まあ、ストレスがたまれば人間だって免疫力が落ちて、風邪を引いたり、普段は出ない様なアレルギー反応が出ることがありますので、猫ちゃんにとってもストレスは大敵。

 ストレスといえば、④飼い主さん側のストレスも忘れてはいけません。発情している猫ちゃんはマーキングのため、あちこちにおしっこをしたり、大きな鳴き声を一晩中あげたりします。そうなると、飼い主さん側もストレスが溜まりますし、ペットはそれを察します。ストレスだらけの生活環境は飼い主さんにとっても、猫ちゃんにとっても快適な生活環境と呼ぶには程遠いでしょう。

 あとは、猫ちゃんを里親マッチングサイトなどを通じて迎え入れた場合、契約書類などにも、『去勢や避妊していない猫ちゃんを里親と迎える時には必ず里親は避妊・去勢手術を受けさせること』と言う様な内容が書いてあることがあります。まあとにかく我が家は、遅かれ早かれ避妊手術をする予定でした。

 

乳腺腫瘍とは?

 専門的なことはよくわかりませんが、乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)とは、まあわかりやすく言うと、おっぱいにできる "できもの" の様なものみたいです。それが発展すると癌(ガン)になることもある様です。

 

1月中旬(推定年齢3ヶ月ごろ)

 それでは、実際にみみがどの様な流れで避妊手術を受けたのかお話していきたいと思います。ちなみにこちらの動画↓はみみが第一次発情期に入る数日前に撮影した動画です。大きさと言い、仕草といい、まだ赤ちゃん猫そのものの様な気がするのですが、皆さんはどう思いますか?


みみ(3ヶ月)スリッパの中に頭を突っ込んで遊んでいるところ

 

 

 この子が、これを撮影したほんの2、3日後の朝から突然変になったんです。まだ子猫だと思っていたのですが、どうやら第一次発情期に入った様ですね。以前は、『本当に猫なのかな?』と思うくらい鳴き声をあげない子猫だったんです。『にゃ〜』と鳴いても、か細い声で、本当に声が出ているのかどうかわからない様な鳴き声しかあげなかったんです。ところが、ある朝、①遠吠えの様な鳴き声を上げる様になったんです。

 もともと人懐こい猫だったのだが、この日から数日間、②普段以上に、体を地面にこすりつけたり、人の足元にやってきては、体をくねらせては、こすりつけ、今までのみみからは想像できないくらい大きな声で鳴く様になりました。 

 それから、③マーキングのためでしょう、猫ちゃんトイレではない場所にもおしっこをする様になりました。普段はきちんと猫ちゃん用のトイレで用を足してくれているのに...

 これを見た家内が、『ひょっとしたらこれって発情期なんじゃ!』って言い始めたんです。私としては『みみはまだ子猫』と言う認識です。『まさか!』と思ったのですが、確かに、言われてみれば発情期の猫によくある症状なんです。

 

 この時には乳腺腫瘍のことは知らなかったのですが、とにかく急いで獣医さんに電話をして、避妊手術の予約を入れました。実は、私の家内がまだ10代だった頃の話になります。家内が10代だった頃、子猫を飼い始めたことがあったのですが、その子猫は発情期になり、パートナーを求めて家出をしてしまったそうなんです。おうちに2度と帰ってくることはなかったそうです。ドアを開けた一瞬の隙にドアから飛び出して逃げていったそうです。
 なので、みみもパートナーを求めて家出をしたら大変です。すぐにかかりつけの獣医さんに電話をしました。

 また、発情中のみみは、1日のうち、ミャーミャー鳴いているか、もし鳴いていないのであれば、鳴き疲れて寝ているかどちらかの様なもの。2人の娘と私の家内、そして私の4人も、一晩中ミャ〜ミャ〜鳴かれて睡眠不足ぎみになってしまいました。

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1月下旬:第一次発情期に入って約1週間後
 避妊手術の予約が取れたのが、約1ヶ月後の2月20日でした。発情期中は、『ひゃ〜... 手術まで大変だな〜…』 と思っていたのですが、それから1週間経つと、みみの様子も、まただいぶ落ち着いてきました。どうやら、第一次発情期のピークは通り越した様でした。
 発情していないときは本当に静かなもので、『このままいけば、避妊手術なんていらないんじゃないの!』と思うくらい、以前のみみに戻っているんです。ちなみに、こちらは、第一次発情期を終えたあとの落ち着いた様子に戻ったみみを撮影した動画です。横たわって毛づくろいをしているところです↓


みみ生後4ヶ月ごろ横になって毛づくろいをしているところ

 

 

避妊手術1週間前:
 避妊手術を予約した時に、電話で『手術の日の朝に与える食事があるので、手術の前までに、院に取りにきてください』と言われていたものがありました。なので、手術の1週間ほど前に獣医さんのところにそれを受け取りにいきました。食事療法食と呼ばれるもので、手術をこれから受ける犬猫用の食事だそうです。手術後の回復を促す働きがあるそうです。ボトルに『クリティカル・リキッド』と書いてあるのですが、『リキッド』とある様に液体です。見た目は灰色がかった飲むヨーグルトって言ったところでしょうか。料金は税込で1,080円でした。

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避妊手術の3日前:
 なんと避妊手術を目前にして、第二次発情期に突入しました。正直『ひゃ〜!またか〜!』と言うのが一番の感想です。ただ、幸いなことに、避妊手術を3日後に控えていたので、『は〜!予約しておいて助かった!』と改めて実感しました。

 ちなみに、この第二次発情期の時に気が付いたことが一つあります。それは何かというと、発情期を迎えたメス猫ならではの『からだクネクネ』を特に私にたくさんしてくるんです。我が家の家族構成は、私と私の家内、そして娘たち2人、合計4人です。私は自営業で在宅勤務と言う事もあるので、家にいる時間が家族の他の誰よりも長いです。それも理由の一つかもしれませんが、なぜか私には特に『からだクネクネ』をたくさんしてくる気がしました。娘や家内が家にいるときでさえもです。気のせいでしょうか...それとも私が家族の中で唯一の男だから? 

 

避妊手術の前夜&当日の朝:
 手術の前日の食事は深夜の12時までOKでした。 そのあとは朝の7時までは水もOKとのこと。食事療法食を朝の5時〜7時の間に与えてくださいとのことだったので、普段よりも少し早めに起きて、6時30分ごろに食事療法食を与えました。ちなみに与えた分量は確か50グラムぐらいだったと思います。こんな感じです。

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ただ、あまり味が好まなかった様で、すこし残してしまいました。

 ただ、実はみみの他にもう一匹ぼんぼんと言う名前の猫も飼っているのですが、ぼんぼんは食事療法食をたらふく食べてました。ぼんぼんはもう18歳になる老猫で、避妊手術はとっくに終わっています。ですが、『食べるかな〜、体に悪いもんじゃなさそうだし...』と思って食事療法食をちょっと与えてみたんです。そしたら喜んでペロペロと食べてました。と言うのも、ぼんぼんも、みみが手術に出発するまで食事を我慢してもらっていたんです。

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 ただ、この日の朝は、前夜の12時から食事を与えていなかったためか、みみは特にうるさかったです。おそらく、発情しているためと、食べ物までないため、イライラがかなりつのっていたのかもしれません。普段は、みみは私と私の家内が寝ているベッドに入ってくることはあまりありません。でも、この日の朝は朝の3時半ごろからベッドに入って来て、やたらと私の足を舐めたり噛んだり、私の顔をペロペロしたり、後ろ足で私の体を蹴ってきたり、腕を甘噛みして来たり... 私は眠気のあまり、みみを腕で押さえつけてしまったのですが、それでもノドをゴロゴロと音を立てていました。
 不思議なことに、ちょっかいを出してきたのは私に対してだけの様で、家内にはちょっかいを出さなかった様です。朝起きて、家内に『今朝はすごかったね〜』って言ったら、『え?あたしには何もしてこなかったよ!』って。やはり私が男だからなのでしょうか...

 

いざ避妊手術!

 と言っても、私はみみを獣医さんのところに朝一(午前9:00)に連れて行くだけでした。 避妊手術のチェックインをして、みみを預け、私はそのまま帰宅です。

 猫ちゃんの避妊手術は普通お腹を切開して、子宮(しきゅう)と卵巣(らんそう)を取り出すらしいです。動物病院によっては、もしかすると、前もって相談しておけば、手術に立ち会わせてくれる場所もあるかもしれませんが、私は獣医さんにお任せして、帰って来ました。

 手術は正午ごろ開始し、数時間で終わるそうです。その後、一晩入院して、翌日の朝(午前9:00ごろ)には退院してみみも帰宅してきました。こちらが退院して、帰宅してすぐに撮影したみみの写真です↓

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  本人は何事もなかったかの様な顔をして帰って来ました。ちなみに、青いシャツの様なものを着ていますが、こちらはペット用の洋服ではなく、手術後の縫い口を舐めたり、傷口を縫い合わせている糸を引っ張ったりしない様にガーゼでできたセーターの様なものを着用しています。あとは、手術後の傷口を猫ちゃんが舐めてしまうと、そこからかなりの高確率で感染病になってしまうそうです。それを避ける目的でもあるそうです。

 ちなみに、猫ちゃんや獣医さんによっては、この様なものではなく、エリザベスカラーと言って、衛生アンテナの様なものを首の周りに巻くこともあるそうです↓

 おそらく『エリザベス』はイギリスのエリザベス1世で、『カラー』は襟(えり)のことでしょう。

 こちらの写真は、みみがチョコミントのアイスクリームに似ていたので、チョコミントと比較できる様に一緒に撮影した写真です↓

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避妊手術の費用は?

 診察料・避妊手術・入院料全て込みで¥35,143でした。それプラス、前途の食事療法食の代金が¥1,080。そして1週間後におこなった抜糸(傷口を縫い合わせている糸をはずすこと)の料金が¥500合計¥36,723でした。

 

 

退院後に注意すべきことは?

 傷口を縫い合わせている糸の抜糸(糸を取ること)があるので、退院の1週間後にまた獣医さんを訪れました。ただこの間、何点か注意することを獣医さんから伺っていたので、そちらの方も書かせていただきます。

①激しい運動は控えさせること

 →って言われても、猫ですからね〜。もともと運動が激しい動物ですよ、獣医さん。飼い主として私にできることは、私が猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげない様にする程度です。

②外出は避けること

 →我が家は完全に屋内で飼っているので、これは問題なしでした。

③傷口の観察を1日に何度かおこなうこと

 →激しい出血や傷口が開いたりしていないか確認するためだそうです。我が家は何も問題ありませんでした。

④シャワーやシャンプーは避けること

 →傷口はしっかりくっつくまで乾いた状態を保つことが大切だそうです。なので、避妊手術後しばらくの間は猫ちゃんをシャワーやシャンプー、お風呂に入れるのは控えた方がいいそうです。

⑤他のペットとは隔離しておくこと

 →じゃれあったり、喧嘩して傷口が広がってしまう可能性があるので、できれば他のペットとは別々にしておいてくださいとのことでした。でも、一般家庭で特定の猫ちゃんを他の猫ちゃんと隔離するのは結構難しいと思います。我が家の場合は、先住猫が非常に穏やかですし、ハムスターはいつもケージに入ったままですので、特に隔離はしませんでした。

⑥健康状態に常に注意を払うこと

 →食欲がなくなったり、嘔吐(おうと:つまり、ゲロ)をしたり、普段とは様子が違う様であればすぐに連絡くださいとのことでした。が、みみの場合はおかげさまで何も問題ありませんでした。

 

抜糸後:

 避妊手術の1週間後、無事、縫い目の抜糸もすみました。ちなみに縫った跡はこんな感じです↓

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おわりに:

 避妊手術をした時の推定年齢は約4ヶ月だったので、獣医さんに避妊手術の予約の電話をした時に、『あれ?みみちゃん今何ヶ月でしたっけ?』って聞かれてしまいました。おそらく、獣医さんの方も、『まだ避妊手術は早いんじゃないの?』って思ったのでしょう。手術後、獣医さんからも、『まだ仔猫に見えるんですけど、子宮と卵巣がだいぶ発達してましたね〜。』と言われました。

 以上、我が家のみみが第一次発情期を迎え、避妊手術が終わるまでの記録です。これから猫ちゃんの避妊手術をされる方、飼っている子猫ちゃんが発情期に入ったのかどうかよくわからない方、避妊手術にかかる費用や流れがよくわからない方など、参考にしていただければ幸いです。

 今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


先住猫ぼんぼんが子猫のみみをよしよししている

↑手術後、先住猫のぼんぼんに仲良くぺろぺろしてもらっている子猫のみみの様子。

 

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