あなたはスペイン語がペラペラに話せたら、
どこに行って何をしたいですか?
1位 中国語
2位 英語
そして3位のヒンディー語に次いで世界で4位です。数え方によってはスペイン語とヒンディー語が入れ替わり、スペイン語の方が世界の言語ランキングで第3位というデータもあります!
スペイン語は スペインやメキシコだけではなく、中南米のほとんどの国で公用語として話されています。スペイン語を公用語として話す国と地域の数はなんと20以上、人口にすると4億2000万人!!!
ネイティブとしてじゃないけど、第二言語として話すと言う人を勘定に入れると、世界でとんでもない数の人たちがスペイン語を話す計算になりますね。世界の色々な国に行って現地の人たちと交流ができる、とても素晴らしい言語です。世界中のスペイン語スピーカーと握手をして歩き回ると、一体何年かかるのでしょうか...夢が果てしなく広がりますね〜。
本日の問題:
さて、それでは本日のクイズです。実は日本語には、数多くのスペイン語が外来語として使われています。エルニーニョ現象の『エルニーニョ』や『子供をおんぶする』の『おんぶ』と言う単語、ゲリラ戦やゲリラ豪雨の『ゲリラ』と言う単語は全てスペイン語からの外来語です。
そこで問題です。下記の5つの食べ物のうち、語源がスペイン語のものはどれでしょうか?
①天ぷら
②カステラ
③ホルモン(焼肉の肉)
④グミ
いかがですか?『な〜んだ、簡単!』という人は、1番から5番までの食べ物の呼び名がどこの国の言葉からの外来語なのかも当ててみましょう!正解はこのページの後半で!
という訳で今日は:
『OOをしたいです。』『OOが欲しいです。』という表現を
スペイン語で言える様にしていきましょう!
この表現が使える様になると、スペインやメキシコ、チリやアルゼンチンなどのスペイン語圏を旅行しているときに、スペイン語で『ご当地グルメが食べたいです。』と、現地の人にアドバイスを求めることができます。
ということは、スペイン語が話せない人は、現地の人が『あ〜、観光客はなんでこんなもんしか食べないんだろ〜。この土地にはもっと美味しいものがあるのにな〜』と思う様な物、ありきたりな物しか食べられません。
でも、スペイン語が話せるあなたは、現地の人のみが知る、ご当地グルメを味わうことができるのです!
それから、緊急事態の時にも、『OOしたいです。』や『OOが欲しいです。』と伝えることができます。例えば宿泊先のホテルで、フロントの人に『急いで病院に行きたいです。』と伝えれば、ホテルから病院までタクシーを手配してくれるでしょう。
旅行先でケガをしてしまった時でも、ドラッグストアに行って、『絆創膏が欲しいです。』と言えば、絆創膏を出してもらえるでしょう。
また、日本にスペイン語圏から観光で来ている人におもてなしするときにも、相手の希望を聞くことができる様になります!
さあ、スペイン語圏の旅をより楽しいものにするために、今日も張り切ってスペイン語を上達させていきましょう!
ちなみに、このブログ及び動画はスペイン語のネイティブスピーカーのアドバイス&確認を受けながら作成しています。(ネイティブ講師によるオンラインスペイン語レッスンUdemy )
『OOが欲しいです。』『OOがしたいです。』
はスペイン語で:
まあ、答えから言うと:
『OOが欲しいです。』="querer + 欲しいもの”
(英語: want + 欲しいもの)
『OOがしたいです。』="querer + 動詞の不定形(辞書に見出しとして載っている形)”
(英語: want + to + 動詞の原形)
です。
『querer』の発音は『ケレール』です。『クエレール』ではないので注意しましょう。スペイン語のスペルでは『que』は『ケ』と、『qui』は『キ』と発音します。
なので、『お水が欲しい』と言う場合には『querer agua』です。『トイレに行きたい』と言うときは『querer ir al baño』でOKです。ただし、動詞の『querer』は主語に合わせて変化させましょう!
不規則動詞『querer (英語の "want")』
そこでポイントになってくるのは、実は『querer (英語で言う "want")』は不規則動詞なのです。だから現在形の変化(厳密に言うと直接法現在と呼ばれている形)を下の動画を使ってマスターしちゃいましょう!動画には私と視聴者様のあなたで会話をしていると言う設定のロールプレイも入れておきました。スペイン語圏に旅行したときに使えると便利ですので、何度も動画をみて、スラスラと言える様にしてみましょう!その時に、動画の👍マーク(高評価マーク)をクリックするのをお忘れなく!
10分スペイン語会話 第29課『¿Quieres ir de compras conmigo?』(スペイン語講座 入門・初級 編)
どうですか?何度も動画を見て、一緒にリピートして、口からスラスラと出てくる様になりましたか?それではちょっと確認してみましょうか!
スペイン語の方を空欄にした、『querer』の変化表を準備しました。ちょっと下の空欄を埋めてみましょう↓!
quererの直接法現在変化 (OOが欲しいです。OOがしたいです。) |
|||
私は OOが欲しいです。→ |
私達は OOが欲しいです。→ |
||
君は OOが欲しいです。→ |
君達は OOが欲しいです。→ |
||
彼/彼女/それは OOが欲しいです。→ |
彼ら/彼女ら/それらは OOが欲しいです。→ |
こちらが正解、『querer(英語で言う"want")』の現在形の変化表です↓↓
quererの直接法現在変化 (OOが欲しいです。OOがしたいです。) |
|||
私は OOが欲しいです。→ |
quiero |
私達は OOが欲しいです。→ |
queremos |
君は OOが欲しいです。→ |
quieres |
君達は OOが欲しいです。→ |
queréis |
彼/彼女/それは OOが欲しいです。→ |
quiere |
彼ら/彼女ら/それらは OOが欲しいです。→ |
quieren |
語尾(単語の終わりの部分)は -er動詞 の規則動詞と同じ語尾です。違いは、主語が『私たちは』と『君達は』のとき以外、単語の真ん中ら辺が少し変化しています。
お役立ち情報:
私の使っているオーディオブックのダウンロードサイトです↓ 車の運転中やジョギングをしながら、語学学習や読書ができるので重宝してます。私は普段、片耳式のハンズフリーBluetooth(ブルーツース)イヤホンとスマホの組み合わせで利用してます。(両耳をふさいでしまうと危険なため)。
オーディオブックは一般に特に値段が安いと言うわけではありませんが、とにかく何かをしながら読書ができるので便利です。語学関係、特に英会話関係のオーディオも結構充実しているので、語学学習者にはとても便利です。実はアマゾンの傘下にあるAudible(オーディブル)と言うサイトのサービスも使っているんですが、私個人の感想ではこちらのサイトの方がタイトル数が多い気がします。キャンペーンも実施しているようですので、もしよろしかったら見てみてください↓
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日→西の訳練習!
そしたら今度は日本語からスペイン語への訳の練習もチャレンジして、さらにスペイン語を上達させちゃいましょう!次の日本語はスペイン語でなんて言ったらよいでしょうか?
問題①俺、お腹が超空いた〜。何か食べたいな〜。
(英語:I'm so hungry. I want to eat something.)
数字の5から1までのカウントダウンがでたら、そこはシンキングタイム!画面を下にスクロールする前に一緒に考えてみましょう!
5
4
3
2
1
模範解答は: Tengo mucha hambre. Quiero comer algo.
問題②何が食べたいの?俺はピザが食べたいな〜。君も一緒に行きたい?
(英語:What do you want to eat? I want to eat some pizza. Do you want to come with me? )
5
4
3
2
1
模範解答は: ¿Qué quieres comer? Yo quiero comer pizza. ¿Quieres venir (または地域によっては ir ) conmigo?
問題③いいね〜!でも残念ながら今俺お金がないんだ。あ〜... 新しい仕事が欲しいな〜。
(英語:Good idea! But unfortunately, I'm broke right now. Oh, I want a new job.)
5
4
3
2
1
模範解答は: ¡Buena idea! Pero desafortunadamente no tengo dinero ahora. Ay, Quiero un nuevo empleo.
問題④お金が欲しいのか、仕事が欲しいのか?君はどっちが欲しいんだい?
(英語:Do you want money or a job? Which do you want?)
5
4
3
2
1
模範解答は: ¿Quieres dinero o un empleo? ¿Cuál quieres?
問題⑤おい、見ろよ!チョコレートがポケットの中にあった。欲しいかい?
(英語:Hey, look. I have some chocolate in my pocket. Do you want it?)
5
4
3
2
1
模範解答は: ¡Ey, mira! Tengo chocolate en mi bolsillo. ¿Lo quieres?
問題⑥ありがとう。君のお財布も欲しいな〜。
(英語:Thanks. I want your wallet, too.)
5
4
3
2
1
模範解答は: Gracias. Quiero tu cartera, también.
問題⑦ えっ、なに?急須(きゅうす)が欲しいって?
(英語:Sorry? Did you say you want a teapot?.)
5
4
3
2
1
模範解答は: ¿Cómo? ¿Dijiste que quieres una tetera?
ちょうどそのとき、観光客の男性2人が通りかかって、言いました。
問題⑧すみません、私たちはバス停に行きたいのですが... どこにあるかわかりますか?
(英語:Excuse us, but we want to go to the bus stop... Do you know where it is?)
5
4
3
2
1
模範解答は: Disculpen, pero queremos ir a la parada de autobús. ¿Saben ustedes dónde está?
問題⑨えっと... どこに行くんですか?つまり、目的地はどこですか?
(英語:Well, where are you headed? I mean what's your destination?)
5
4
3
2
1
模範解答は: Bueno, ¿adónde van ustedes? Quiero decir, ¿cuál es su destino?
問題⑩私たちはプラド美術館に行きたいんです。
(英語:We want to go to Prado Museum.)
5
4
3
2
1
模範解答は: Queremos ir al Museo del Prado.
問題⑪ああ!私たちもそこに行くんですよ。連れて行きますよ。一緒に行きましょう!
(英語:Oh, we are going there, too. We'll take you there. Let's go together!
5
4
3
2
1
模範解答は: Ah, nosotros vamos allí también. Vamos a llevarles. Vamos juntos.
問題⑫ありがとうございます。あなたたちはとても親切ですね。ビールを一杯おごらせてください。
(英語:Thank you very much. That's very nice of you. We want to buy you guys a beer!
5
4
3
2
1
模範解答は: Muchas gracias. Son ustedes muy amables. Queremos invitarles a una cerveza.
まとめ
はい、と言うわけで、本日は:
『OOが欲しいです。』と
『OOしたいです。』
と言う表現がスペイン語で言える様になりました。あなたが今度、スペイン語圏に旅行したときです。今日マスターした表現を使って、相手に自由に希望を伝え、思い出に残るステキな旅行にしていただければと思います。
また、日本にいるスペイン語圏から来ている方に、希望や欲しいものをおもてなしの精神でジャンジャン聞いてあげていただければと思います。彼らにとっても思い出に残る素晴らしい日本滞在になること間違いなしです。
さて、それではクイズの答えです。
正解は下記の様になっています:
①天ぷら---ポルトガル語の"tempêro(調味料)"か"temporal(臨時の)"が語源と言われている。ただし、スペイン語の"témporas(カトリック教の四季を祝う断食の一種)"と言う説も。
②カステラ---ポルトガル語の"pão de Castella(カスティーリャ王国のパン)"と言う説が最も有力です。
③ホルモン(焼肉の肉)---焼肉のホルモンの語源は実は大阪弁です。大阪弁の『放るもの』、つまり『捨てるもの』が語源という説が最も有力です。ただし、英語のhormoneやドイツ語のHormon、つまり、成長ホルモンや男性ホルモンなどのホルモンが語源だという説もあります。
④グミ---こちらはドイツ語の"Gummi(ゴム)"が語源です。日本でいうグミはドイツ語ではFruchtgummi(直訳するとフルーツグミ)やGummibonbons(直訳するとグミキャンディー)などと呼ばれています。
⑤ナタデココ---こちらは間違いなくスペイン語が語源です。スペイン語で書くと『nata de coco』。『nata』とはクリームのことで、『coco』はココナッツのことです。ただ、日本人がヨーグルトなどに入れて食べる寒天の様なナタデココの生産はフィリピンが発祥です。
余談になりますが、フィリピンは1565年から1898年までスペインの植民地でした。その後、米西戦争でアメリカがスペインに勝ち、フィリピンは1898年から1946年までアメリカの植民地となります。その様な歴史があるため、フィリピンの公用語はフィリピン語(タガログ語)と英語ですが、スペイン語の影響も強く受けています。
このブログで公開している内容:
基本は私がYouTubeで公開している、入門・初級レベルのスペイン語のレッスン + プラスアルファです。また動画内で説明しそびれてしまったことや、表を描いて説明する必要があるものなどもこのブログに書いています。ちなみにこちら↓は私のYouTubeチャンネルです。ぜひチャンネル登録と『いいね!』をお忘れなく!
それから動画を公開してから気づいた間違えなども書いていく予定です。
みなさまからいただいた質問・コメント・ご意見に関して:
全てにお答えするのは難しいと思いますが、できる限りお答えできるように頑張っていこうかと思います。応援宜しくお願いします。また、当ブログは小中学生さんや日本語を学習中の外国人の方もご覧になる可能性もあります。質問やコメント、ご意見をいただける際には、美しい日本語で書いていただけると大変ありがたいです。
今日もどうもありがとうございました。