本日のレッスン内容:
中学1年生の2学期あたりに出てくる『三人称単数現在形』と言う文法事項。『三単現』とよく略されることが多い内容です。
『彼/彼女は00します。』
や
『田中さんは毎日OOします。』
などと言う時に必要な文法です。
登場人物:
みっち=講師
にに、ぼんぼん、みみ=生徒。全員猫。にに=男の子、ぼんぼん&みみ=女の子
みっち:さあ、君たちはみんなネコなんだけど、猫ってお魚が大好物だよね?でもね、人間は普通に食べられるのに、猫には食べさせちゃいけないお魚もたくさんあるんだよ。どんな魚は猫に食べさせちゃいけないか知ってる?
みみ:知ってるよ!人面魚!
みっち:お〜い!人間だってそんなの食べないよ!って言うか、そんな魚いないし!じゃあ、猫が食べちゃあいけない魚はこのページの最後の方で教えてあげるね。
ぼんぼん:ねえ、みっち。それって英語のレッスンに全然関係ないよね。早く英語のレッスンしてよ。
(↑ぼんぼん)
みっち:おおお!ぼんぼん、英語に全然関係ないと思った?
ぼんぼん:当たり前でしょ!
みっち:実は関係があるんだよ。じゃあ、ちょっと次の日本語の文を見てみよう!
『猫は魚を食べます。』
『魚を猫は食べます。』
みっち:似ている文なんだけど、食べる動作をするのはどっち?猫?さかな?
ぼんぼん:なんで魚に猫が食べられなくちゃいけないの!食べるのは猫の方。
みっち:だよね。じゃあ、食べられちゃうのはどっち?
みみ:食べられちゃうのはみっち。
(↓みみ & ハムスターのユメ)
にに:ああ、でもみっちのおでこは少しあぶらっぽかったかな...
みっち:私じゃありません。
ぼんぼん:はい、食べられちゃうのは魚の方ね。
みっち:そう。日本語では、猫を魚の前に置いても、魚の後ろに置いても意味は変わらないんだけど、英語は単語の順番がとても大事で、次の英語の文は食べる方と、食べられる方が逆になっちゃうんだ。
『Cats eat fish.』(猫は魚を食べます。)
『Fish eat cats.』(魚は猫を食べます。)
ぼんぼん:なるへそ。
みっち:そう、文の中で、言葉を並べる時の順番のことを『語順』って言うんだよ。で、英語ではほとんどの場合:
『文の主人公+アクション+やられる人/物。』
って言う語順になるの。
例えば:Cats eat fish. (猫は魚を食べます。) だったら、
文の主人公=猫
アクション=食べます
やられる人/物=魚
みっち:じゃあ、ちょっと練習してみよう。【 】の中にある単語を並び替えて、次の日本語を英語に訳してみよう!
例問題①『私はテニスをします。』
【I (アイ), tennis(テニス), play(プレイ)】
みみ:読者のみんなも一緒に考えてみよう!数字の5から1までのカウントダウンがでたら、そこはみんなもシンキングタイム!画面を下にスクロールする前に一緒に考えよう!
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にに:えっと、『私は』は英語で『I am (アイ アム)』で、『テニス』は『tennis』、『します』は『do』だから、『I am tennis play.』だ!
みっち:んんんん....通じなくはないかな。
ぼんぼん:『私は』は『I am』じゃないでしょ!『I am OO.』で『私はOOです。』なんだから、『私は』は『I (アイ)』だけでしょ。
みみ:わかった、じゃあ、『I tennis play.』だ。
みっち:おしい!英語は『主人公+アクション+やられる人/物』だから...
ぼんぼん:正解は『I play tennis.』でしょ。
みっち:そう!じゃあ、もう一問やってみよう。
例問題②『私たちは毎日コーヒーを飲みます。』
は英語でなんて言ったらいい?
【we (ウィー), every day (エヴリデイ), coffee(カフィー), drink(ドゥリンク)】
ぼんぼん:まあ、猫はコーヒーは飲んじゃいけないんだけどね...
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にに:今度はわかったよ。『We every day drink coffee.』だ!
みっち:おしい!実はね、英語では『every day(毎日)』とは『today(今日)』とは、『on Mondays(月曜日に)』とか時間を表す表現は文の最後の方に持ってくるんだよ。なので...
ぼんぼん:正解は『We drink cofee every day.』だね。まあ、猫はコーヒー飲んじゃダメなんだけど。
みっち:おお、いいね。そう。じゃあ、次の問題はどうだろう。
例問題③『あなたは毎日学校に行きます。』
【you (ユー), every day(エヴリデイ), to school(トゥ スクール), go(ゴウ)】
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みみ:みっちはお母さんに昔よく言われてたの?『ねえ、みっちゃん、あなたは今日も学校にしっかり行くんですよ!パチンコ屋さんに行っちゃダメですよ!』って。
みっち:子供はパチンコ屋さんに入れないから!
にに:ぼくがやるよ。『You go every day to school.』かな?
みっち:おおおお〜!おしい。実は『go to school』で『学校に行く』ってひとまとまりなんだ。だから...
ぼんぼん:正解は『You go to school every day.』だよ。
にに:くやし〜。先に言われた〜。
(↑にに)
みっち:そう。じゃあ、
例問題④『彼らはいつも英語を話します。』
ってなんて言ったらいいと思う?
【they(ゼイ), always(オールウェイズ), English(イングリッシュ), speak(スピーク)】
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にに:今度こそわかったぞ!『They speak English always.』だ!
みっち:ざんね〜ん。意味は十分通じるんだけど、『always(いつも)』や『often(よく、ひんぱんに)』や『sometimes(ときどき)』見たいな表現は、アクションの前にくるんだ。
にに:ってことは『They always...』
ぼんぼん:正解は『They always speak English.』です。
にに:くやし〜、また先をこされた〜!いいよもう、すねちゃお〜。
にに:じゃあ、みっちの奥さんは中国人で中国語を話すから...
例問題⑤『彼女はいつも中国語を話します。』
は英語でいうと...
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にに:『She always speak Chinese.』だね!
みっち:おしい〜!99点!実はね、英語は
『彼は〜します。』や『彼女は〜します。』
って言う時は、あるルールがあるんだ。それは何かって言うと、アクション、文法用語で『動詞』って呼ばれている物なんだけど、そのあとに『s』をつけなくちゃいけないんだよ。
みみ:"どうし"よう!なんちゃって。
みっち:ごめんね、そのままスルーするね。なので、『彼女ばいつも中国語を話します。』って言う時には『She always speaks Chinese.』って言うんだよ。
みっち:ただ、時には『s』だけじゃなくて、『es』をつけないといけない時もあるから下に基本ルールを書いておくね。
基本ルール① 動詞に『s』をつけるだけ
例:話す = speak(スピーク)→speaks(スピークス),
好む = like(ライク)→likes(ライクス)
学ぶ = learn(ラーン)→learns(ラーンズ)
基本ルール② ちょっと形が違う
1. する = do(ドゥー)→does(ダズ)
2. 持っている = have(ハヴ)→has(ハズ)
基本ルール③ 動詞に『es』をつける
動詞の最後が『ch』、『sh』『s』『z』『x』で終わってる場合は『es』をつける
例:見る = watch(ウォッチ)→watches(ウォッチーズ)
洗う = wash(ウォッシュ)→washes(ウォッシーズ)
パスする = pass(パス)→passes(パッスィーズ)
ブンブンと音を立てる = buzz(バズ)→buzzes(バズィーズ)
直す = fix(フィクス)→fixes(フィクスィーズ)
基本ルール③の『s』じゃなくて『es』をつけるのは、そうじゃないと発音しづらいからなんだ。そしてもう一つ、最後のルールは:
基本ルール④ 単語の最後が『y』で終わっているものは
『y』をとって『ies』
注意:『y』の直前が『a, e, i, o, u』以外の場合の話ね!
例:勉強する = study(スタディー)→studies(スタディーズ)
運ぶ = carry(キャリー)→carries(キャリーズ)
泣く = cry(クライ)→cries(クライズ)
でも
遊ぶ = play(プレイ)→plays
※『y』の直前が『a』だから
こわす =destroy(デストロイ)→destroys(デストロイズ)
※『y』の直前が『o』だから
買う = buy(バイ)→buys(バイズ)
※『y』の直前が『u』だから
みっち:じゃあ、もう少し例問題をやってみよう。次の日本語を英語にするとどうなるかな?まず、【 】の中の単語を並び替えて、そしたら動詞に『s』か『es』を付け加えて訳を完成させよう!
例問題⑥『ミチコは毎日踊ります。』
【Michiko(ミチコ), every day(エヴリデイ), dance(ダンス)】
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正解は『Michiko dances(ダンスィーズ) every day.』
みみ:文の主人公が『みちこ』でも動詞の後に『s』がつくの?
みっち:そう。なぜかと言うと:
みちこさん=she(彼女は)
と置き換えができるから。
みみ:へ〜。じゃあ
例問題⑦『にには毎日たくさん食べます。』も...
【Nini(ニニ), every day(エヴリデイ), a lot(アロットゥ), eat(イートゥ)】
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みみ:正解は『Nini eats(イーツ) a lot every day.』でいいの?
みっち:そう、正解!よくできました。
みみ:じゃあ、
例問題⑧『ににとぼんぼんはいつもテレビを見ます。』も
【Nini and(アンドゥ) Bonbon, always,
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みみ:『Nini and Bonbon always watches TV.』でいいの?
みっち:いや、その場合は:
『にに & ぼんぼん』= They(彼らは)
だよ。この『動詞+s』のルールは文の主人公が『They(彼らは)』の時には当てはまらないんだ。この動詞の後に『s』が付くって言うルールは、『三人称 単数 現在形(または略して『三単現』)』って言われていて、つまり、
三人称 = 文の主人公が私でもない、あなたでもない、それ以外の人(第3者)で
単数 = 一人(または一つ)の時で、
現在 = 動詞が現在形の時、つまり『〜します。』
の時だけ必要なルールなんだ。
みっち:じゃあ、もう少し練習問題をしてみよう。次の日本語を英語にするとどうなるかな?まず、【 】の中の単語を並び替えて、そしたら動詞に『s』か『es』を付け加えて訳を完成させよう!
『模範解答→』って書いてある右隣に模範解答を白い色で書いておいたから、答えを見るときには矢印『→』の右隣にカーソルを合わせて選択してね。答えが浮き出てくるよ。またはiPadやiPhoneを使っている人はこのページの一番下を見ると模範解答がみれるよ。
問題① ぼんぼん:『こんにちは。私はぼんぼんです。』
ヒント【am, Bonbon, I, hello】
→Hello. I am Bonbon.
問題② みみ:『こちらは私の友達のみみです。』
ヒント【this, my, friend, Mimi, is】
→This is my friend, Mimi.
問題③ ぼんぼん:『彼女は毎日たくさん食べます。』
ヒント【she, every day, a lot, eat】
→She eats a lot every day.
問題④ ぼんぼん:『彼女はいつも私のことをイライラさせます。』
ヒント【she, always, me, annoy(アノイ)】
→She always annoys me.
問題⑤ ぼんぼん:『彼女はいつも私のおやつを食べます。』
ヒント【she, always, my snacks(スナックス), eat】
→She always eats my snacks.
問題⑥ ぼんぼん:『彼女はよく私たちの物を壊します。』
ヒント【she, often(オッフン/オフトゥン),
our things(アワ スィングズ), destroy(デストゥロイ)】
→She often destroys our things.
問題⑦ ぼんぼん:『彼女は毎朝たくさん泣きます。』
ヒント【she, every morning(エヴリ モーニング), a lot, cry(クライ)】
→She cries a lot every morning.
問題⑧ ぼんぼん:『でも、彼女は優しい心の持ち主です。』
ヒント【but(バットゥ), she, a good heart(ア グッドゥ ハートゥ), have(ハヴ)】
→But she has(ハズ) a good heart.
※『優しい心の持ち主=良い心を持っている』
問題⑨ ぼんぼん:『彼女は毎日宿題をします。』
ヒント【she, every day, do her homework(ドゥ ハー ホウムワーク)】
→She does(ダズ) her homework every day.
※英語では『彼女は彼女の宿題をします。』と言う。
問題⑩ ぼんぼん:『彼女はみんなと仲良くします。』
ヒント【she, everybody, get along well with(ゲットゥ アロング ウェル ウィズ)】
→She gets(ゲッツ) along well with everybody.
ぼんぼん:Goodbye!
模範解答:
問題① ぼんぼん:『こんにちは。私はぼんぼんです。』
ヒント【am, Bonbon, I, hello】
→Hello. I am Bonbon.
問題② みみ:『こちらは私の友達のみみです。』
ヒント【this, my, friend, Mimi, is】
→This is my friend, Mimi.
問題③ ぼんぼん:『彼女は毎日たくさん食べます。』
ヒント【she, every day, a lot, eat】
→She eats a lot every day.
問題④ ぼんぼん:『彼女はいつも私のことをイライラさせます。』
ヒント【she, always, me, annoy(アノイ)】
→She always annoys me.
問題⑤ ぼんぼん:『彼女はいつも私のおやつを食べます。』
ヒント【she, always, my snacks(スナックス), eat】
→She always eats my snacks.
問題⑥ ぼんぼん:『彼女はよく私たちの物を壊します。』
ヒント【she, often(オッフン/オフトゥン),
our things(アワ スィングズ), destroy(デストゥロイ)】
→She often destroys our things.
問題⑦ ぼんぼん:『彼女は毎朝たくさん泣きます。』
ヒント【she, every morning(エヴリ モーニング), a lot, cry(クライ)】
→She cries a lot every morning.
問題⑧ ぼんぼん:『でも、彼女は優しい心の持ち主です。』
ヒント【but(バットゥ), she, a good heart(ア グッドゥ ハートゥ), have(ハヴ)】
→But she has(ハズ) a good heart.
※『優しい心の持ち主=良い心を持っている』
問題⑨ ぼんぼん:『彼女は毎日宿題をします。』
ヒント【she, every day, do her homework(ドゥ ハー ホウムワーク)】
→She does(ダズ) her homework every day.
※英語では『彼女は彼女の宿題をします。』と言う。
問題⑩ ぼんぼん:『彼女はみんなと仲良くします。』
ヒント【she, everybody, get along well with(ゲットゥ アロング ウェル ウィズ)】
→She gets(ゲッツ) along well with everybody.
ぼんぼん:Goodbye!
やり直し英文法 第2課 中1英語 一般動詞 三人称単数現在形(OOします。)三単現
みっち:それでは最後に『猫にあげてはいけない魚はなんでしょう?』と言う質問の答えだ!猫に食べさせてはいけない魚はアジやサバ、イワシなどの青魚。これらの魚を猫に食べさせちゃうと、猫ちゃんの脂肪にしこりができて、歩けなくなっちゃうこともあるんだ。それから、魚じゃないけど、生でイカやタコもダメ!生のイカやタコを猫に食べさせちゃうと、猫ちゃんたちはビタミンB1不足になっちゃうんだ。で、症状がひどくなると、けいれんって言って、体がブルブル震え出したり、意識を失ったり、最悪の場合には死んじゃうこともあるから気をつけようね!
このブログについて:
みなさんこんにちは。みっちです。ここでは不定期に『やり直し英文法』と題して、英語の基礎文法を会話形式でお届けしていこうと思います。よく、『日常英会話に必要な文法は、中学校の3年間の英語の単語・表現と文法で十分』と言われています。で、私自身、8年間のアメリカ生活、十数年間の英会話講師としての英語教育を通じて『全くその通り』と実感しています。なので、ここでは日本の公立中学校の3年間の英語の授業で習う英語の内容を『私 対 私の飼い猫3匹』と言う空想の英会話レッスンと言う形で、お届けさせていただこうと思います。
『日常生活に必要な英会話の基礎文法をやり直したい!』と言う大人の方に使っていただくこともできますが、これから高校受験を控えている中学3年生の受験生さんは、中学校3年間の英語の復習に使っていただくこともできます。それから、動画中の私の娘のように、多少英語を習ったことがあって、これから中学校に入学するという、新中学1年生さん、それから、来年、受験勉強を控えている中学2年生さんに使っていただいてもいいように書かせていただきました。
私は日本人に英語やスペイン語を教えたり、外国人に日本語を教えたりしている外国語講師なのですが、英会話教室で英会話を教えたり、中学生、高校生向けの受験英語や英検対策、TOEICやTOEFLの指導もしてきました。で、色々な場所で英語やスペイン語などの外国語のレッスンをしてきて、思ったことが一つあります。それは『英語の授業にもっと遊び心があってもいいんじゃないのかな...』と言うことです。
なので、読者のみなさんに楽しんで英語を勉強してもらえるよう、ジョークやボケをたくさん交えながら文法解説や練習問題などを書かせていただきました。登場人物のセリフにツッコミを入れたりしながら、一緒に考え、読んでいただければと思います。
繰り返しになりますが、英会話、特に日常英会話の基本は、中学3年間の英文法です。中学校の3年間で習う英文法は、英会話の基本中の基本です。なので、大人の方でも、『英語をやり直したい!』と言う方は是非、このブログを読者登録して、あなたの英語学習に使ってください。
ちなみに、ここに出てくる私対猫3匹の会話は(当然ですが...)フィクションです。でも『もし実際にこの3匹の子達が言葉を話せたら、きっとこの猫はこう言うことを言って、そこにこの猫がこうツッコミを入れて...』と言う具合にそれぞれの猫の個性を反映させてセリフを書かせていただきました。
最後になりましたが、ここまで読んでいただきましてありがとうございます。また次号でお会いできることを楽しみにしてます。