中国ではGmailやグーグル検索、グーグル翻訳、グーグルマップ、Facebook, YouTubeなど全然使えない!
(中国の古い町並み。家内の祖父母の家の前で撮影。右の家の屋根と左の家の屋根に
ロープが張られ、そこに洗濯物が干されています。)
みなさんこんにちは。ミッチです。当ブログを読んでいただきましてありがとうございます。
いきなり質問ですが、みなさん、『ガラケー』と言う言葉はご存知ですか?『ガラパゴス携帯電話』の略で、スマホではない携帯のことを指します。日本の昔ながらの携帯電話は、お財布機能が付いていたり、着うた、着メロ、ワンセグなどが付いています。
日本に住んでいると、『えっ、当たり前じゃん!』って思うような機能も、実は海外の昔ながらの携帯電話には、それらの機能がなかったりするんです。なので、『海外とは違った日本独自の進化をとげた携帯電話』という意味で、昔ながらの携帯電話のことを日本語でガラパゴス携帯、または略してガラケーと呼ぶようになりました。ガラパゴス諸島に住む動物たちが、独自の進化をとげたことに由来します。
※スマホ: スマートフォンの略。電話機能だけではなく、インターネット通信ができたり、GPSが付いている携帯電話のこと。iOSを搭載したアップルのiPhoneや、Android OSを搭載したサムスンのギャラクシー、ソニーのXperiaなど。
本日のクイズ:
それでは本日のクイズです。日本語で言うガラケー(ガラパゴス携帯)は英語ではなんて言うでしょうか?5択でいきましょう。
①Galapagos phone
②Homophone
③Shell phone
④Flip phone
⑤Anglophone
答えはこのブログの後半で。
中国では、アクセスできるサイトに制限がある!
さあ、本題に移りましょう。先日私は家族と一緒に、ゴールデンウィークを利用して中国に遊びにいってまいりました。で、前回は、成田空港と羽田空港を間違えてしまったと言うお話をしました。今回は中国のインターネットや携帯電話の事情に関してお話したいと思います。
実は、中国滞在中、上海のホテルに1泊する予定でした。しかし、上海に行く前日になって、ホテルの名前も住所も電話番号すら確認できないと言う状況になってしまったんです。それではそのときの具体的なお話をいたしましょう。
(中国の市場の様子。中国の市場では、市場の中に普通にバイクや自転車で乗り入れて、乗ったまま買い物をしています。)
ことの発端:
中国滞在の最終日は、飛行機の乗り継ぎの関係で、上海のホテルに一泊する予定だったんです。だから日本を出発する前に、私の家内があらかじめネットでホテルの予約をしておいてくれました。そのため、上海で滞在するホテルの情報は、家内がすべて自分のスマホのgmailのアーカイブに保存しておいたんです。
しかし中国に到着してから、ある問題に気づきました。それは、どんなことかと言うと、Gmailの受信トレイに入っているメールは、スマホがネットに接続されていなくても見れます、携帯本体に保存されているので。でも、アーカイブに入っているメールを見るためには、スマホをインターネットに接続する必要があるんです。
では、スマホをWiFiかネットワーク通信に接続すれば問題が解決するのでは... と思うじゃないですか?ところが中国ではそう簡単にはいかないんです。それはなぜかと言うと...
中国にはネット検疫がある:
はい、中国には『ネット検疫(けんえき)』と言って、政府の方針で、一般人のアクセスが許されているサイトとアクセスが許されていないサイトがあるんです。
スマホって、通話だけではなく、インターネットもできますし、ブログの更新だってできます。本当に便利ですよね。スマホさえあれば、海外旅行に行った際には、もう重たい辞書なんて持ち歩く必要は一切ありません。グーグル翻訳が瞬時に翻訳をしてくれます。道に迷っても、地図アプリを立ち上げれば目的地まで音声付きで案内してくれます。動画を撮影して、その場でYouTubeで公開だってできます... とても便利な時代になりましたね〜。『世界のどこに行っても、スマホさえあれば無敵だ!』
...と思いきや!中国ではこの『ネット検疫』の関係で、日本のスマホをそのまま持っていっただけでは、スマホで出来ることにかなりの制限があるんです。カメラや計算機は使えますが、ネットサーフィン(インターネットを使うこと)やメールの送受信ができないんです。Line(ライン)も使えません。ネット通信が必要なゲームもアウト。それは現地のSIM(携帯電話に差し込んで、通信サービスやインターネットが使えるようにしてくれるSDカードぐらいの大きさのカード)を携帯端末に差し込んだとしても同じことです。だから、グーグル翻訳も、グーグルマップもYouTubeもみんな使えない!!!
どんなサイトがアクセスできないかと言うと:
では、どんなサイトが中国からアクセスできないかと言うと... まあ、その時々で、どんなサイトが見れるか、多少変わるようなのですが、私が中国にいる間に試して、閲覧できなかったサイトは以下のサイトです:
-googleのサービスは基本すべて
(グーグル検索、グーグルマップ、Gmail)
-YouTube(ユーチューブ)
-Line(ライン)
-学研のおうちゼミアプリ
-DropBox(ドロップボックス)
私が試して、見れたり、見れなかったりと接続が不安定なサイト:
-Yahoo(ヤフー)
-SmartNews(私が愛用しているニュースアプリ)
でした。
その他のアウトなサイト:
-反道徳的なサイト
-炎上しそうなサイト
-宗教、思想、政府、領土問題などを扱っているサイト
これじゃあ『滞在先にたどり着けない』!!
私たち家族は、このネット検疫のことをすでに知っていました。なので、私自身はあらかじめVPN(Virtual Private Network/バーチャル・プライベート・ネットワーク)アプリを自分のスマホにインストールしておいたんです。
ちなみにVPN(Virtual Private Network/バーチャル・プライベート・ネットワーク)とは簡単に言うと、日本の国外にいながら、あたかも日本からインターネットにアクセスしているような環境を作ることができるシステムです。ドラえもんのどこでもドアのようなものだと思ってください。体はのび太くんの家にいながら、顔だけしずかちゃんの家のお風呂場に... みたいな。
なので、私は中国滞在中も、自分のスマホでgmailにアクセスすることができていました(無料アプリを使っていたので、接続はかなり不安定でしたが)。しかし、私の家内は、自分のスマホにVPNアプリをインストールしていなかったんです。と言うのも、家内はスマホにすでに、中国で使える各種アプリを入れていたからです。
『Googleのサービスが使えないと、ちょっと不便ね〜。でも中国のアプリでも代わりになるから、まあいいか〜』なんて感じだったんです。しかし、いざ上海での滞在先の情報をチェックしようとしてみると、そのホテルの情報はすべてgmailに保存してある!しかも、家内のスマホにはVPNアプリがインストールされていないのでgmailがチェックできない!
(親類の住んでいる団地の中で発見したドラえもん?のオブジェ。んんん...なにかがちょっと違う気がする...)
中国でGmailがチェックできない→試してみたこと:
スマホにVPNアプリさえ入っていれば、gmailがチェックできます。なので私たちは以下のことを試してみました。
→スマホに詳しい方は簡単にできるのかもしれませんが、私たちはそれほどスマホに詳しくありません。とりあえず、私が、アプリのapkと言う名前で終わっているファイルをDropBox経由で家内のスマホにコピーしようとしたんです。しかし、家内のスマホからでは、中国のネット検疫の関係でDropBoxにアクセスできません。失敗に終わりました。
②VPNアプリの配信元のホームページを家内に教える
→家内のスマホではそのホームページにアクセスできない=作戦失敗
③微信(WeChat)と言う中国のライン見たいなアプリを使ってアプリを送信
→とにかくできなかった...
さあ、このままホテルにたどり着けなくなってしまうのか!?
と、こんな感じに、1時間近く苦戦して、結構疲れとイライラがつのってきていました。しかし、その時、『もしかして、中国版のアプリストアで普通にダウンロードできるんじゃないかな?』って思って、家内の携帯の中国版アプリストアを開いたんです。で、キーワードに『VPN』と入力して、検索をしてみると、一発でVPNアプリを発見。いとも簡単にダウンロード&インストールすることができました。
『な〜んだ、初めからこうすればよかった!』と家内と爆笑してしまいました。家内と私の、『中国ではVPNアプリすらダウンロードできないんじゃないか』と言う勝手な思い込みが原因で、1時間も無駄な時間を費やしてしまいました。
上海のホテルの情報をゲット!
一度スマホをVPNに接続してしまえばあとは簡単。普通にgmailのアプリを開いて同期をすれば、すべて普通に見れます。VPNアプリをインストールした後は、無事に上海での宿泊先の情報をゲットすることができました。
iPhoneやiPadなどのiOS端末では、App Storeで『VPN』と検索します。すると、いくつかVPNアプリが出てくるはずです。
Huaweiやサムスン、ソニー、シャープ、など、Android OSを搭載しているスマホは、Google Playを開きます。そして『VPN』と検索します。すると、いくつかVPNアプリが出てくるはずです。
あとは、有料のVPNサービスもあるので、参考までにリンクを貼っておきます↓
無料のものと有料のものがあるのですが、違いは:
①接続スピードの違い
②広告があるかないか
③どこの国から接続できるのか(アクセスポイント)が選択できるかどうか
と言ったところでしょう。
今回私は、たった2週間の滞在だったので無料のものをダウンロードして使っていました。が、正直言って『あ"〜、そんなに高いものじゃないんだから、有料のサービスにしておけばよかったかな〜』と後悔しました。と言うのも、無料のものはスピードは遅いし、長い広告が出るし、アクセスポイントを選択できないと言う不便を強いられたからです。
ちなみに、『アクセスポイントを選択できない』と言うのはどう言うことか説明しますね。先ほどのドラえもんのどこでもドアの話で例えると、『本当はしずかちゃんの家のお風呂場に行きたいのに、ジャイアンの家に行ってしまった』と言う具合です。例えば、Netflix(ネットフリックス)で動画を見たくても、『あなたがアクセスしようとしている地域はサービスの対象外です』みたいなメッセージが出て来て、動画が見れなかったりするんです。
あとは、実はネット検疫がある国は中国だけではないので、VPNを使っても、アクセスポイントが選べなければ、結局お目当のサイトにアクセスできない!なんて言うこともよくあるんです。
ドラえもんのどこでもドアで例えましょう。どう言うことかと言うと、のび太くんは、自分の家でどこでもドアを使います。でものび太くんには、どこでもドアがどこにつながるかを選べないんです。だから、しずかちゃんの家のお風呂場が見たくても、勝手にジャイアンの部屋にどこでもドアがつながってしまうんです。で、『ありゃ〜、ジャイアンの部屋からじゃ、しずかちゃん家のお風呂場が見れないよ〜!』って言う具合です。
中国に行く時にはVPNは必須!
まあ、有料にしろ、無料にしろ、中国に行くのであればVPNサービスは必須でしょう。中国ではアクセスできるサイトとアクセスできないサイトがありますので。しかも基本的にグーグルのサービスはすべてアウト... と言うよりも、日本人が日常で使うサイトや、インターネット接続が必要なサービス(例えば、LineやFacebook、Twitterなど)はほとんど使えません。
Lineで友達や家族と連絡のやり取りをしている人は、誰とも連絡ができなくなってしまいます。しかも、メールも送受信できなくなってしまいますし。なので、日本のスマホユーザーは中国に行った時にVPNアプリかVPNのサービスに申し込みをしておかないと、かなり不便を強いられることになります。
中国に行く前に、ぜひVPNアプリをインストール、またはVPNサービスに申し込むようにしてください。
クイズの答え:
それではクイズの答えの発表です。『日本語で言うガラケー(ガラパゴス携帯)は英語ではなんて言うでしょうか?』
①Galapagos phone
②Homophone
③Shell phone
④Flip phone
⑤Anglophone
と言う問題でしたが、正解は④のflip phone(フリップ・フォン)です。『flip』とは『ひっくり返す』と言う意味です。パカパカ開閉ができる携帯のイメージから来ている表現です。そのほかにも、『feature phone(フィーチャーフォン)』とか、あとは『dumbphone』なんて言う人もいます。『dumbphone』の『dumb』とは『頭が悪い』と言う意味です。『smart(利口な)』の反対ですね。
ちなみに①のGalapagos phoneは日本語のガラパゴス携帯をそのまま直訳しただけです。②のHomophoneとは『同音異義語』と言う意味の英単語です。③のShell phoneは私が作った意味不明の言葉です。『shell』とは『貝殻』と言う意味です。そして⑤のanglophoneは『英語を話す人』と言う意味の英単語です。
どうですか?みなさんは、ガラケーの英語での言い方をご存知でしたか?
旅行にお役立ち情報:
みなさんは旅行を計画するときにどちらでチケットの購入を行いますか?楽天トラベル?じゃらん?トリパゴ?それともそれ以外の会社で?私も職業がらよく
『どこでチケットを買うのがオススメですか?』とか
『どこの飛行機が一番安くて安心?』
『どこのサイトで予約するのが一番安い?』
などとよく相談を受けます。
そこで今日は、私がいくつもある旅行サイトを実際に色々と試して見て、最終的に落ち着いた旅行サイトを2つほど紹介させていただければと思います。
まず、海外旅行をするのであれば、何と言っても一番おすすめなのはBooking.com です。世界最大の旅行サイトと言われていて、このサイトを通じて世界各国100万件以上のホテルや宿の予約が可能です。このサイトはフライトの予約から宿泊、レンタカーの予約ができ、またユーザーの口コミ情報や写真が他のサイトとは比べものにならないほど、とにかく豊富です。さらに最寄りの観光スポットやホテルの設備情報もたくさん載っているので旅行先の情報が行く前に手に取るように分かり、ホテルの予約を安心して行うことができます。
また、万が一の場合、予約のキャンセルも簡単にできます。急遽『キャンセルしなくちゃ!』となってしまった場合も安心!
さらに、裏技(というほどでもありませんが)は、Booking.com には年会費無料のBooking.comカード というものがあります。このカードで支払うとホテル代が最大16%割引になり、さらにたくさんの宿泊先で優待が受けられます。
いろいろな旅行サイトを試してみましたが、サイトの操作性、値段の安さ、情報の多さ、付随する特典などを考慮すると、海外旅行に関しては特にBooking.com が私の一番のお気に入り旅行予約サイトです。あなたも是非試してみてください。
あともう一つは楽天の運営している『楽天トラベル』です。日本のインターネット通販で最大級のサイトなので、貯まったポイントをそのまま他のお買い物に使うことができます。で、フライトのチケットとかホテルの予約って結構すぐ数十万円になってしまうこともありますので、たまるポイントも大きいです。さらに楽天で扱っている商品は、食べ物から書籍から家具から衣類... なんでもありますので、旅行を安く予約して、ポイントももらえて、もらったポイントでなんでも好きなものが買える。一石二鳥にも三鳥にもなります。楽天でよく買い物をする方は絶対お得ですので是非一度試して見てください。リンクは→楽天トラベル
まとめ:私の場合は海外旅行はBooking.com 、国内旅行は楽天トラベルと使い分けています。 参考にしていただければ幸いです。
航空券(飛行機のチケット)購入のおすすめは?
ちなみに 、航空券の購入でおすすめなのは:
国内線の航空券の予約・購入は『さくらトラベル 』がダントツでおすすめです。サイトの画面が見やすく、便の検索が簡単です。また、早期購入割引や『OO特集』などの各種割引がたくさんあるので、運が良ければ格安ツアーのチケットがゲットできるかもしれません。
国際線の航空券の予約・購入は『エアトリ 』がおすすめです。バーゲンセール特典のあるツアーや人気観光地のキャンペーンなども実施しているので、バケーションの予約に最適です。また、滞在先の口コミ情報も充実しているので安心です。
『旅行予約サイトがありすぎて、どこがいいのかわからない (>_<)』という方、ぜひ試してみてください。