ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

鯉料理は 美味しい?まずい?

 先日、近所に川魚料理を出してくれるレストランがあるので、コイのあらい(コイのお刺身みたいなもの)、鯉こく、なまずの唐揚げを食べに行ってきました。今日はその時の食レポです。

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 上の写真の中央にあるのが鯉のあらいです。一見するとブリのおさしみみたいですよね?でも、味は全然ちがいます。見た目はお刺身みたいなのですが、『あらい』という調理法だそうです。

 『あらい』とは、魚の切り身を氷水にくぐらせて、身をひきしめて食べる調理法だとか。で、鯉の場合はまず温水に通してから氷水にくぐらせるそうです。なぜ一度、温水に通すのかは聞かなかったのであくまで推測なのですが、一度温水に通してから氷水に通すと、お肉が引き締まるんじゃないかな〜と思います。または殺菌目的&寄生虫寄生虫の卵対策でしょう。

 鯉の生息地は淡水域で、流れが穏やかな川や池、沼、湖、用水路などです。で、淡水魚は寄生虫が多いので、たぶんその対策かもしれませんね。ちなみに、『寄生虫だ』なんて書くと、『ぎょっ!』とされる方もいらっしゃるかもしれませんが、レストランで出されている鯉はおそらく食用の鯉。自分で勝手にどこかの野生の鯉を捕まえてきて食べてしまうのは別ですが、プロの料理人が作っているあらいであれば、寄生虫の心配はいらないでしょう。

 

 

さて、お味の方はと言うと:

 歯触りはコリコリしていて食感は弾力があります。『あらい』という調理法のためなのか、それともコイという魚のお肉の特性なのかはよくわかりませんが、この私たちが食べた鯉のあらいは、身はひきしまっていて、魚臭さは一切ありませんでした。板前さんの話では、『酢味噌をつけてお召し上がりください。魚臭さがなくなり、味がマイルドになりますよ。』とのことでした。でも、普通のお刺身みたいに、お醤油とわさびでも十分に行けるんじゃないかなと思います。

 舌触りは、サケやマグロの刺身とは違って、舌の上をヌルっでもなく、ツルっでもありません。サラっと言うか、むしろザラっと言う感じです。ちょうど、表面に砂糖がまぶしてあるグミのような舌触りでした。あっ、ありました。これこれ↓

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↑これに似た舌触りで、食感はもう少し柔らかくしつつ、弾力をもたせプリプリさせた感じです。

 食べている時は、脂分をそれほど感じなかったのですが、娘たちが残した分を食べたら、後になってお腹の中に重い感じがあり、結構胃がもたれました(二人前食べたて、さらにナマズの唐揚げも食べたせいもありますが)。

 マグロの刺身であれば、この程度の量はどうってことない量だったので、意外と脂分があるのかもしれません。ちなみに我が家の娘たちは学校の池にいる鯉や観賞用の錦鯉(ニシキゴイ)のイメージが頭から離れなくて、食べるのに抵抗があったようです。『試しに一口でいいから食べてごらん』と言って食べさせたのですが、二人とも食べたのは1口だけ。その後はうな重と焼き鳥をほおおばっていました。こちらの『鯉のあらい』という料理、大人の味の料理です。

 

続いて鯉こくです↓

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↑こちらが鯉こくと呼ばれる料理です。鯉の味噌汁といったところでしょうか。味噌の味で鯉の魚くささは全く感じませんでした。鯉の骨が結構あって、食べる際には注意が必要だったのですが、私たちが今回食べたものは、鯉の卵もたっぷりと入っていました。こちらは、我が家の子供たちも『美味しい美味しい』と言って完食してくれました。

 

最後にナマズの唐揚げです↓

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 確か上の写真の水色の四角で囲ってあるやつだったと思います。板前さんが大サービスをしてくれて、色々な料理を出していただいたため、はっきりとは覚えていないのですが...すみませんm(_ _)m。

お味は:

 お味はというと、皮の部分が少し泥臭さを感じました。でも、魚の身の部分は白身魚のような淡白な味で、特にクセがあるわけでもなく、美味しくいただくことができました。こちらも我が家の娘たちは『えっ!ナマズ!』と言って食べようとはしなかったのですが、私と私の妻は、特に抵抗はなく、むしろ美味しくいただきました。

 私も私の妻も、以前アメリカのインディアナ州というところに住んでいたのですが、インディアナ州ではスーパーマーケットで普通にナマズが魚介類コーナーや冷凍食品コーナーで売られているんです。その頃からよく食べていたので、家内と一緒に『あ〜、インディアナにいた頃はよくたべたよね〜』と言いながらたらふくいただきました。

 

まとめ:

 私の家内は中国出身で、中国ではナマズ料理や鯉に似た草魚(ソウギョ)と呼ばれる魚料理など、川魚の料理がレストランでよく振る舞われ、一般家庭の食卓にもよくのぼるそうです。で、家内の誕生日だったということもあり、以前から気になっていた近所の川魚料理のお店へ連れて行ったという次第です。子供達は学校の池の鯉や観賞用の錦鯉(ニシキゴイ)のイメージが頭から離れなくて、抵抗があったようなのですが、コイとナマズ料理だけではなく、うな重や焼き鳥なども注文してあったので、家族全員大満足でした。

 鯉は珍しい食材で、しかも新鮮なものでないとダメだそうなので、お店の看板に『コイ料理あり』とあっても予約が必要なところがほとんどだそうです。もし機会がありましたら、是非一度お試しください。

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