ねこログ

2児のパパ&主夫で外国語講師をしています。趣味の語学学習や子育て、簡単な男の料理、お菓子作り、家事の悩みや工夫、ライフハックなど色々と書いた雑記ブログです。

素足で走る!『ベアフット ・ランニング』の4つの効果と意外な利点とは

 最近一部のランナーの間で流行っている『ベアフット ・ランニング』って聞いたことありますか?

 少し前にナイキ(NIKE)やアディダス(adidas)、アシックス(asics)、ミズノ(MIZUNO)などから『厚底シューズ』などと呼ばれているソールの厚いランニングシューズが、こぞって発売されました。このブームの先駆者的存在のランニングシューズが、ナイキ製のヴァイパーフライ ネクスト%と言うピンク色のランニングシューズなんですが。

 これを履いたマラソン選手たちが次から次へをマラソンの新記録を打ち出したことにより、ブームに火がつき、さらに『オリンピックではどうのこうの...』と一時期騒がれていたタイプの靴です。

 この『厚底シューズ』が流行る一方、素足ラン(ベアフット ・ランニング)と言って、素足、または素足に近い状態のジョギングやランニングも流行っているのをご存知ですか?

f:id:Serendipia:20200401173848p:plain

素足ラン(ベアフット・ランニング)を4ヶ月試してみての感想:

 私もこの素足ラン(ベアフット・ランニング)を4ヶ月ほど試してみました。そこで今日は素足ラン(ベアフット・ランニング)を4ヶ月試してみた感想と、効果、当初は予想もしていなかった意外な4つの利点をご紹介させていただこうと思います。

 

本日のクイズ:

 それではその前に、本日のクイズです。ドイツ発祥のスポーツ用品メーカーのアディダス(adidas)の創業者さんのお名前はアドルフ・ダスラー(Adolf Dassler)さんと言います。アディダスの『アディ』は『アドルフ』と言う名前のニックネームの『アディ』で、『ダス』の部分は苗字の『Dassler』からとったものです。このアドルフ・ダスラーさんにはルドルフ・ダスラー(Rudolf Dassler)さんと言うお兄さんがいるのですが、このお兄さんのルドルフ・ダスラーさんも世界で有名なスポーツ用品メーカーの創業者なんです。

 さあ、そこで問題です。アディダスの創業者のアドルフ・ダスラーさんのお兄さん、ルドルフ・ダスラーさんが設立したスポーツ用品メーカーはどこのメーカーでしょうか?6択で行ってみましょう。

リーボック(Reebok)

ニューバランス(new balance)

③アシックス(asics)

④エレッセ(ellesse)

⑤プーマ(PUMA)

⑥ミズノ(MIZUNO)

正解はこのページの最後で。

 

素足ラン(ベアフット・ランニング)とは?

 そもそも、この素足ラン(ベアフット・ランニング)とは何なのかと言うと、素足、または靴底の薄くて、クッション製の少ない、素足になるべく近い履き物を履いて走ることのことを素足ラン(ベアフット・ランニング)と呼ぶそうです。『ベアフット ・ランニング』の『ベアフット 』は英語で『barefoot(裸足)』と言う意味です。『bear foot』ではないのでご注意ください。『bear foot』だと、『熊の足』になっちゃいますからね。

 で、英語本来の意味から考えると、裸足で走るのが正統派のようなのですが、地面には小さなガラスのかけらや金属片、ワンちゃんの糞など、あまり素足では踏みたくないものも落ちています。なので、足の裏を傷などからまもる程度の履物を履いてのランニングもこの素足ラン(ベアフット・ランニング)に含まれるらしいです。

 

なぜそれが流行っているのか?

 普通、スポーツメーカーなどから発売されているランニングやマラソンシューズ、スニーカーの多くは:

『走っている最中、かかとが地面についた時の衝撃を吸収できるようにする』

もしくは

『かかとから地面に着地した際に生じるエネルギーを次のステップへ効率よく変換する』

ように作られているそうです。で、ジョギングやランニングでクッション性や衝撃吸収性の悪い靴を履いて走ってしまうと、膝や腰を痛めてしまうことがあります。

 

素足ランニングの方がもっと膝や腰に負担がかかって悪いのでは?

 そこで、逆転の発想で生まれたのが素足ラン(ベアフット・ランニング)だそうなんです。ランニングやジョギングをしていて足が地面に着地する際に生じる衝撃の吸収は、靴にそれを任せるのではなく、『自分の足を鍛えて、衝撃は自分の足で吸収してしまえ!』と言う考え方です。まあ何ともスパルタで荒っぽい方法のように聞こえますが、実際やってみるとそんなにスパルタなものではありません。走る際に、かかとから地面に着地するのではなく、つま先と言うか、足のこの辺で地面に着地するんです↓

f:id:Serendipia:20200428184737j:plain

 かかとから地面に着地してしまうと、その衝撃がもろに膝や腰に伝わってしまう可能性があります。でも、つま先で地面に着地することによって、自分の筋肉が衝撃を吸収してくれるので、怪我を予防してくれるそうなんです。

 で、これがハーバード大学の研究で肯定的な報告が出たり、International Journal of Exercise Scienceと言う学術誌に論文が掲載されたりして、ランニング愛好家たちからも支持を受けるようになったと言うことだそうです。

 

素足ランニングのやり方は?

 本当に素足で走るのは、いろいろな意味で、かなりの勇気が必要ですので、多くの人が素足ラン用のシューズを履いているようです。私は、きねやと言う、足袋(たび)メーカーのランニング足袋(たび)、『無敵(MUTEKI)』と言うシューズを履いています(埼玉県行田市の『きねや足袋株式会社』さんと言う足袋メーカー製)。↓こんな感じです。

f:id:Serendipia:20200428183340p:plain

私は、足の幅が広くて、この無敵(MUTEKI)で走ると、靴の脇がアスファルトで擦れてしまいます。なので、上の写真のように、要らなくなったジーンズを切って、デニム生地を靴の側面に接着剤で貼り付けて補強しています。↓こんな感じ。

f:id:Serendipia:20200428183809p:plain

 さて、で、素足ランニングの実際の行い方は、走っている時はかかとから地面に着地するのではなく、つま先で着地をし、そのまま前に蹴り出す感じです。で、初めのうちは短い距離で、ゆっくりとしたペースから初めてみる。公園の芝生の上で初めてみるのがおすすめらしいです。

 

素足ランニングをやってみての感想は?

①慣れないうちは足の裏がとにかく痛い:普段は靴で何気なく踏んづけてしまうような小石でも、素足ランニング用の靴や素足で踏んづけると、とにかく痛いです。

②走る距離や時間、個人差はあるかと思いますが、初めの3〜5回くらいは、毎回走るたびに、ふくらはぎがパンパンになります。

③『鍛えてる感』は結構あります。

④でも慣れてくると別に『うひゃ〜つれえ〜』っていうほどではありません。

 

素足ランニングの意外な利点:

高額なランニングシューズが要らなくなる。

 →いちど素足ランニング(ベアフット・ランニング)に慣れてしまうと、『ああ、正直言って靴なんて、極端に重かったり、大きすぎなければ、なんでもいいや』って思えるようになってきます。靴で衝撃を吸収する必要がないので、そこそこ履ければなんでも構わないんです。

 以前は1足1万円とかする高価(っていうほどでの金額ではありませんが...)なランニングシューズを買っていたのですが、今は1足3,000円程度の靴で十分になりました。

②雨の日も靴が濡れるのを気にしないでランニングができる。

 →5キロメートルとか10キロメートル程度のジョギングやランニングであれば、ワークマンなどで売っている安い撥水性のある靴や、学校の上履きみたいな履物でランニングに十分行けてしまいます。

f:id:Serendipia:20200428180145p:plain

 ランニングシューズが雨で濡れると、その後に洗ったり乾かしたりが面倒くさいですよね。なので、私は以前、雨が降っている日はジョギングをお休みがちでした。しかし、今は雨の日は、この靴(ワークマンで売っている1足1,500円で撥水性のある靴)↓でランニングをしているので、大雨の日でもお構いなしにランニングに出かけてます。

f:id:Serendipia:20200428180404p:plain

ちなみに靴のソールはこんな感じ↓です。クッション性は正直言って『ない』に等しいです。

f:id:Serendipia:20200428180542p:plain

体幹年齢が20歳以上若くなった!!!

 →プランクとか筋トレも定期的に行っているので、一概に素足ランニング(ベアフット ランニング)のおかげとは言えないかもしれません。でも、この素足ランニング(ベアフット ランニング)をやるようになってここ4ヶ月ほどで一気に体幹年齢が若返りました。実際の年齢は今年41歳なんですが、我が家のパナソニック製の多機能体重計で体幹年齢を測ると、『20歳』って出てくるようになったんです。

④脚が目に見えて引き締まってきた!!!

 →脚の筋肉をたっぷり使うので、脹脛(ふくらはぎ)はムキムキ、かつ、腿(もも)とお尻はキュッと引き締まってきました。私的には、これが一番嬉しいです。家内や娘にも、『お父さんタイトなジーンズを履くと超引き締まって見えるね!』って言われたんです。

まとめ:

 最近では厚底のスニーカーが巷(ちまた)では流行っているようですが、その真逆の素足ランニング(ベアフット ランニング)と言うのも一部のランナーの間では流行っております。で実際に試してみて4ヶ月ほど経ったので、

 『素足ランニング(ベアフット ランニング)に興味がある』

       と言う方や

 『素足ランニング(ベアフット ランニング)ってどうなんだろう』

と思われている方に参考にしていただければと思い、感想を書かせていただきました。私はもう完全にハマってしまいました。ランニングの目的が『体を鍛えるため』と言う方には私は声を大にしてお勧めしたいです。

 

クイズの答え:

 アディダスの創業者のアドルフ・ダスラーさんのお兄さん、ルドルフ・ダスラーさんが設立したスポーツ用品メーカーはどこのメーカーでしょうか?と言う問題で、6択でした。

リーボック(Reebok)

ニューバランス(new balance)

③アシックス(asics)

④エレッセ(ellesse)

⑤プーマ(PUMA)

⑥ミズノ(MIZUNO)

 で、正解はプーマ(PUMA)なんです。もともと兄弟で一緒に『ダスラー製靴工場(Gebrüder Dassler Schuhfabrik)』と言う靴のメーカーを始めたのですが、喧嘩をして、アディダスとプーマと言う2つの会社に別れてしまったそうなんです。しかもアウラハ川と言う川を挟んだ対岸にお互いに会社を作ったと言うことで、まるでどこかのファーストフード店や家電量販店の対立のようです。

 はい、今日は以上です。今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。